東部地域施設概要:安居山隧道
施設の概要
安居山隧道は、安居山用水に2箇所ある用水隧道の一つで、富士宮市西山から安居山地区にかけて掘られて、延長は1,418mの施設です。この隧道は、安沼用水隧道とも呼ばれています。
安居山隧道工事は、明治3年(1870)に工事が始められましたが、同年11月に休止し、明治25年(1892)8月に再開して明治28年(1895)に貫通しました。この隧道は、終端部の竹やぶの中に、命穴と呼ばれる2箇所の穴が貫通した当時のまま残っています。この命穴は、安居山隧道の工事の安全対策として、隧道に平行して掘られた避難を目的とした通路です。
実際に、明治36年(1903)12月に水路の修理工事を行った際に、大地震による落盤事故が発生し、16人が生き埋めになりましたが、命穴により無事脱出することができたといわれています。
命穴は、貫通当時、会津から移り住んだ掘削技術者の6代目に当たり、地元で農業を営む佐野氏の所有地にあるため、見学を希望する場合は、土地所有者の了解が必要です。
隧道の出口付近には、安居山用水や隧道等に関する説明板も建てられています。
施設の写真
施設までの交通アクセス
安居山隧道出口
- 車をご利用の場合
東名高速道路:富士ICより約20分 - 公共交通機関をご利用の場合
JR富士宮駅(身延線)より徒歩約35分
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