静岡県における野生鳥獣による農作物への被害状況

農作物の被害の概要

令和5年度の野生鳥獣による農作物の被害額は約2億5千5百万円であり、昨年度に比べ約7百万円増加した。

また、ピークであった平成21年度の約47％となっている。

（注：農作物にはわさびとたけのこを含み、きのこを除く。）

表1　年度別の農作物への被害額（単位：百万円）

年度	（平成21年）	平成30年	令和元年	令和2年	令和3年	令和4年	令和5年
被害額	537	309	295	297	240	248	255

鳥獣種別の被害額

令和5年度における鳥獣種別の被害額は、イノシシ、ニホンジカが多く、全体の約7割を占めている。

ニホンジカ及びサルによる被害額は、昨年度に比べて減少したものの、イノシシによる被害額は増加した。

表2　鳥獣種別の被害額（単位：百万円）

年度	（平成21年）	平成30年	令和元年	令和2年	令和3年	令和4年	令和5年	令和5年/平成21年
イノシシ	266	136	140	131	90	84	93	35%
ニホンジカ	91	61	62	73	69	74	69	76%
サル	103	30	25	26	19	18	14	14%
その他	77	82	68	67	62	72	79	103%
合計	537	309	295	297	240	248	255	47%