次世代型太陽電池について
太陽光発電の現状
全国屈指の日照環境に恵まれた本県では、再生可能エネルギー導入量の内、5割以上を太陽光発電が占めていますが、近年では地域と共生しながら大規模設備の設置ができる適地が不足し、導入状況に鈍化が見られています。2050年のカーボンニュートラルの実現には、今ある技術や社会インフラを前提としたのでは達成不可能であると言われています。
次世代型太陽電池とは

現在の主流はシリコン系太陽電池となりますが、その他にもさまざまなタイプの太陽電池が研究されており、「次世代型太陽電池」として太陽光発電のさらなる導入拡大に期待がされています。中でもペロブスカイト太陽電池は、近年の研究開発により変換効率の上昇が見られ、実用化目前の技術になります。
ペロブスカイト太陽電池について
特徴1 多様な用途や設置形態に適用できる

折り曲げに強く、フィルム型や建材一体型、タンデム型といった種類があります。耐荷重が小さい屋根や曲面、壁面、窓ガラス、小型電子機器の電源などへの活用が期待されています。
特徴2 原材料のヨウ素を国内調達できる
原材料のヨウ素について、日本は世界第2位の産出量があり、原材料を含めたサプライチェーンの構築によるエネルギー安定供給に期待されています。
国の次世代型太陽電池戦略(令和6年11月)
ペロブスカイト太陽電池について、量産技術の確立、生産体制整備、需要創出を一体で進め、2040年に国内20GW程度の導入を見込んでいます。
県の取組内容について
次世代型太陽電池の普及促進や関連ビジネスへの参入促進に向けて取り組んでいます
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令和6~7年度フィルム型次世代太陽電池導入実証
フィルム型ペロブスカイト太陽電池を清水港の県有施設にモデル導入し、耐久性の検証を行います。
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