静岡県の地下水
地下水の仕組み
地下水は、地面からしみ込んだ雨水が、水を通しやすい地層の中を、ゆっくり流れてきたものです。特に静岡県の東部は、富士山のまわりなどで集められた地下水が溶岩層を通じて下流に運ばれてくるため、豊かな地下水に恵まれ、水源に占める地下水の割合が高くなっています。
地下水をくみ上げすぎると?
地下水は井戸さえ掘れば、水道を引かなくても水温や水質の安定した水が比較的安く手に入ります。しかし、地中にしみ込んだ雨水がゆっくり流れてきたものなので、その量には限界があり、くみ上げすぎると地下水が涸れてしまったり、塩水化や地盤沈下のような問題が起こったりします。
静岡県では、地下水が減っていないか調べたり、地域を定めてくみ上げ量を抑えるなど、地下水を守るための取り組みを行っています。
地下水脈に海水が入り込み、地下水中の塩分濃度が上昇する現象です。
水質が悪くなり、井戸が使えなくなります。
地下水脈のまわりの地層から水が絞り出されることで地層(粘土層)が縮み、その結果地面が沈んでしまう現象です。
沈下が進むと建物が傾いたり、大雨の時の浸水被害が大きくなります。
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