テスト採点システムの導入 ~まず、小さくやってみる~(伊豆の国市立韮山中学校)

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ページID1065935  更新日 2024年9月3日

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シリーズ 小中学校における働き方改革最前線

テスト採点システムの導入

伊豆の国市立韮山中学校

1 半信半疑

 採点、成績処理は時間を要する業務の一つです。そこで、昨年度、本校ではテスト採点システム「百問繚乱」の導入を検討し、まず、2学期中間テストで試験的に利用をしてみました。使い方は、およそ次の手順で行います。

 (1)事前設定 (2)生徒の解答用紙をスキャン (3)PC画面上で採点 (4)自動で得点集計

 採点時間の短縮や集計ミスの減少などが期待される一方で、費用の面や事前設定の手間に対して、懸念もありました。
 資料1は、2学期中間テストの採点時に利用した教員と利用しなかった教員の比較です。

図:【資料1】採点にかかった平均時間

図:事前設定画面
事前設定画面
図:採点システム使用画面
採点システム使用画面

2 試行を終えて

 資料1のように採点にかかる時間は大幅に短縮することができました。また、観点別の集計ミスがなくなったことや、解答を比較しながら採点できるため、記述式問題の採点のブレが少ないことなどメリットが多かったです。デメリットとしては、慣れるまで事前設定に時間がかかることやスキャンがうまくいかない時があることなどです。
 メリットが多かったこともあり、今年度は、伊豆の国市全校で導入しています。本システムを利用したことで、問題作成そのものを見直すきっかけにもなりました。削減した時間を問題の質を高めたり、授業の準備に力を入れたりするなど生徒のために生かしていきたいです。

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