新生児マススクリーニング検査に関する実証事業について
概要
生まれたばかりの赤ちゃんが、先天性代謝異常症などの21種類の病気にかかっていないか採血で調べる「新生児マススクリーニング検査」について、静岡県はこども家庭庁が実施する実証事業に参画し、新たに2疾患(脊髄性筋萎縮症(SMA)、重症複合免疫不全症(SCID))の検査を追加します。検査は従来の検査で使用した検体を使用するため、赤ちゃんの負担はなく、追加の検査費用もありません。
※静岡市、浜松市も同様に実証事業に参画し、同一の検査体制となります
(保護者の皆様向け)新生児マススクリーニング検査に関する実証事業リーフレット
新生児マススクリーニング検査に関する実証事業とは
こども家庭庁の「新生児マススクリーニング検査に関する実証事業」により、早期発見、早期治療により重篤な症状を防ぐことが期待できるSMA、SCIDに関するマススクリーニング検査を実施します。この検査で得られた実証データ(検査数や陽性者数などの個人が特定されないデータ)をこども家庭庁とこども家庭庁の研究班に提供し、今後、全国の赤ちゃんが2つの疾患の新生児マススクリーニング検査が受けられるようにするための検討に活用されます。
脊髄性筋萎縮症(SMA)
全身の筋力低下が進行し、治療しないと乳児期に亡くなることもある病気です。重症型の多くは乳児期に発症します。出生2万人あたり1人の割合でSMAをもつ赤ちゃんが生まれるとされています。
重症複合免疫不全症(SCID)
乳幼児期から感染症を繰り返し、治療しないと乳児期に亡くなることもある病気で、生まれつきの免疫不全症の中で最も重症な病気です。出生5万人あたり1人の割合でSCIDをもつ赤ちゃんが生まれるとされています。
検査について
対象者
令和7年5月1日以降に出生した新生児
対象者の負担
従来の21疾患の検査のろ紙を活用するため、再度採血する必要はなく、実証事業に係る検査費用は無料(全額公費)
検査の申込方法
従来の21疾患の検査を実施している医療機関を通じて申込みが可能です。実証事業に参画する旨の同意書の提出が必要であるため、詳しくは出産した医療機関等にお尋ねください。
お問い合わせ先
出産した医療機関等の所在地ごとに担当が変わります。
静岡県健康福祉部こども若者局こども未来課(静岡市・浜松市を除く県内市町)
電話番号:054-221-3309
静岡市こども未来局こども家庭福祉課
電話番号:054-254-2111
浜松市健康福祉部健康増進課
電話番号:053-453-6117
※静岡県外で出産された方は、出産した医療機関等の所在地の自治体へお問い合わせください
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このページに関するお問い合わせ
健康福祉部こども若者局こども未来課
〒420-8601 静岡市葵区追手町9-6
電話番号:054-221-3309
ファクス番号:054-221-3521
kodomo-m@pref.shizuoka.lg.jp