リニア中央新幹線静岡工区/県民だより2023年5月号
令和5年4月11日に国の第21回リニア中央新幹線静岡工区有識者会議(第8回環境保全有識者会議)が開催されました。 前回、各委員から意見のあった事項を踏まえて再整理した論点について、JR東海が準備し説明した資料内容をもとに、下記の議題に沿って議論が行われました。
第21回 有識者(第8回環境保全有識者会議)の概要
- 第20回(第7回)会議での指摘事項
- 沢の水生生物等への影響について
- 高標高部の植生への影響について
- 地上部分の改変箇所における環境への影響について
- その他
委員からの主な意見等
- トンネル掘削後数十年は、トンネルへの流出水が多くなる非定常状態が続くはずである。その後、流出水が安定する定常状態になる。定常状態になるまで、どの程度の期間がかかるか算出すべき。工事後の観測は、数年ではなく、最低20年位はするべき。
- 沢の動植物調査の範囲や方法は、より詳細な情報を提供していただきたい。調査手順によっては、結果が変わってしまうこともある。
- 生物の生息場、生息状況からの沢の類型化について、どう類型化するかは、データの数や形、得られた結果に応じて柔軟に対応すべきである。
https://youtube.com/live/RInsJ1cFFp0?feature=share
稜線部のお花畑
令和5年4月24日現在の情報です。
詳細は、「リニア中央新幹線建設工事に伴う環境への影響に関する対応」へ
→リニア中央新幹線整備工事に伴う環境への影響に関する対応
県民の皆さまからの質問にお答えします
県はリニアの整備に反対なのですか?
県はリニア中央新幹線整備事業の必要性については賛同しています。その上で、静岡県の願いは、「事業を行うにあたっては、事業計画地である南アルプスの特殊性及び大井川の水利用の特殊性を考慮して、事業の実施前に県民の皆さまが安心できるレベルの環境影響評価を実施してほしい」と言うものです。
国の環境保全有識者会議は、どのような議論がされているのですか?
南アルプストンネル掘削に伴う地下水位の変化による「沢の水生生物等への影響」などを論点に議論が行われています。
南アルプスの赤石沢
WEB県民だよりでは、リニア中央新幹線整備に関する県の対応などを連載でお伝えします。
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