第14回リニア中央新幹線静岡工区有識者会議が開催されました。(第1回環境保全有識者会議)/県民だより2022年7月号
令和4年6月8日に第14回リニア中央新幹線静岡工区有識者会議が開催されました。
有識者会議は、国土交通省がJR東海に対し、助言・指導を行う目的で、令和2年4月に設置され、令和3年12月までに13回開催されました。大井川の水資源に関する大きな論点である、「トンネル湧水の全量の大井川表流水への戻し方」、「トンネルによる大井川中下流域の地下水への影響」について議論を行い、第13回会議において、「大井川の水資源問題に関する中間報告」を取りまとめました。
過去の有識者会議については次のページを参照。
第14回の会議は、一部委員の入れ替えが行われ、新たに生態系への影響回避などを議論する「第1回環境保全有識者会議」として開催されました。
今後、会議は「大井川の水資源の利活用への影響」から「生態系への影響回避などの環境保全」への議論に移ることとなりますが、論点については、関係者へのヒアリングや現地視察などを踏まえて整理を行うとしています。
第14回有識者会議(第1回環境保全有識者会議)の概要
議題
- リニア中央新幹線静岡工区の概要及び大井川水資源問題に関する中間報告
- 有識者会議の当面の進め方等
委員からの主な意見など
- 地元の人が何を心配していて、何をすれば安心するかというコンセンサスが必要。
- 今まで県の専門部会でどのような議論が行われてきたか説明する場が必要。
- 生態系は、様々な環境に関する課題が絡んでくる。水だけの影響に絞ってよいものかどうか、まず議論をするべきである。
- 日本に誇るべき生態系は守らなければいけない。ぜひ地元の意見を聞きながら、議論すべき範囲を決めていきたい。
令和4年6月28日現在の情報です。
詳細は、「リニア中央新幹線建設工事に伴う環境への影響に関する対応」へ
県民だよりでは、リニア中央新幹線整備に関する県の対応などを連載でお伝えします。
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