平成25年5月県議会臨時会知事提案説明要旨2-1
平成25年5月県議会臨時会知事提案説明要旨
【2.県政の状況】
(1)富士山の世界文化遺産登録
続いて、県政の状況について、御報告申し上げます。
はじめに、富士山の世界文化遺産登録についてであります。
去る4月30日、ユネスコの諮問機関であるICOMOS(イコモス)から、富士山については三保松原(みほのまつばら)を除き世界遺産一覧表への「記載」が適当との勧告がなされました。
日本の象徴である富士山が、ICOMOS(イコモス)から世界文化遺産にふさわしいとの評価を受けたことは、大変喜ばしいことであり、登録の実現に向け大きく前進したものと実感しています。
しかしながら、富士山の構成資産として欠くことのできない三保松原(みほのまつばら)について、ICOMOS(イコモス)の十分な理解が得られていないことは残念であります。引き続き、文化庁や関係自治体と連携を図りながら、6月16日から27日までカンボジアのプノンペンで開催される「第37回世界遺産委員会」において、三保松原(みほのまつばら)を含めた登録がなされるよう粘り強く取り組んでまいります。