性感染症について

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ページID1024296  更新日 2023年9月5日

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感染したかもしれないときは、早めに専門医へ

性感染症の検査は、病気により異なりますので、専門医を受診しましょう。専門医は、婦人科、泌尿器科、性病科、皮膚科など。排尿痛やかゆみなどがある場合は、男性は泌尿器科、女性は婦人科へ。ヘルペスなど皮膚に症状がある場合は、皮膚科を受診するといいでしょう。

症状は軽くても、体内では炎症などが進行している場合がありますので、放っておかずに必ず早めに受診すること。また一人でこっそり治療しても、くり返し相手から感染するだけでなく、薬が効かなくなる可能性があるのでパートナーと一緒に治療しましょう。

性感染症については、こちらもぜひご覧ください。

毛ジラミ症

原因

毛ジラミ

潜伏期間

かかったらすぐ

症状

陰毛や脇毛、胸毛などに毛ジラミがつき、吸血し、卵を産んで繁殖する。かゆみが強い。

B型肝炎

原因

B型肝炎ウイルス

潜伏期間

8~12週間

症状

急性肝炎を起こすと、吐き気、だるさ、食欲不振、吐き気やおう吐などの症状があらわれる。治療により治るが、劇症肝炎を起こすと死に至る。

尖圭 コンジローマ

原因

ヒトパピローマウイルス(HPV)

潜伏期間

1ヶ月~1年

症状

男女とも性器や肛門に痛みやかゆみのない小さなブツブツができ、やがて尖ったイボに変化する。

トリコモナス症

原因

トリコモナス原虫

潜伏期間

1~2週間

症状

男性では無症状か排尿時にかるい痛みを感じる程度。女性ではかゆみやおりものの増加が見られ、悪臭、外陰部のただれ。感染力が強い。

膣カンジダ症

原因

カンジダ真菌

潜伏期間

一定していない

症状

女性は外陰部から肛門にかけてのかゆみやヨーグルト状のおりもの。男性は尿道炎や性器のかゆみ。

梅毒

原因

梅毒トレポネーマという細菌が原因。皮膚や粘膜の傷から感染することもある

潜伏期間

2~4週間以上で発症する

症状

潜伏期と顕症期(第1期~第4期)を交互に繰り返す。

  1. 男女とも感染部位に痛みのない赤いしこりができ、それが崩れて潰瘍に変わる。
  2. 発熱、頭痛などかぜに似た症状とともに、全身に赤い斑点(バラ疹)ができる。
  3. 皮膚にゴム腫と呼ばれるかたまりができる。
  4. 約10年後には血管や脳を侵し、死に至ることもある。

性器ヘルペス ウイルス感染症

原因

単純ヘルペス
ウイルスII型・I型

潜伏期間

2~10日

症状

男女とも性器周辺に強い痛みを伴う水ほうや浅い潰瘍ができる。発熱、排尿痛も。母体が感染していると、新生児に脳炎・肺炎が起こることも。

性器クラミジア 感染症

原因

クラミジア・トラコマティスという病原体

潜伏期間

感染後1~3週間で発症する(通常10日~12日)

症状

男性

感染者の5割近くが無症状。尿道のかゆみ・不快感・排尿時の痛み、尿道口からクリーム状の膿。前立腺炎、副睾丸炎を起こすことも。

女性

8割以上が無症状。おりものの増加や下腹部の痛みなどがあることも。進行すると子宮内膜炎、卵管炎、肝周囲炎などを起こす。また子宮外妊娠、不妊の原因となるほか、産道感染で子どもに影響を与えることもある。

淋菌感染症(淋病)

原因

淋菌という細菌が原因。治療薬に耐性を持つ菌も増加中

潜伏期間

感染後2日~10日で発症する

症状

男性

排尿時の痛み、尿道口から膿。放置すると前立腺炎、副睾丸炎を起こし、関節炎や不妊の原因にもなる。

女性

緑白色や黄色のおりもの、下腹部の痛み、発熱などがある人もいるが、症状が軽く、感染に気づかない場合が多い。放置すると子宮頸管炎、子宮内膜炎など。

このページに関するお問い合わせ

健康福祉部医療局感染症対策課
〒411-0801 静岡県三島市谷田2276
電話番号:055-928-7220
ファクス番号:055-928-7100