感染症情報センター
感染症発生状況見える化ダッシュボード
県民の皆様や医療機関の方々への情報発信や業務効率化の基盤となる情報プラットフォームのうち、「感染症発生状況見える化ダッシュボード」システムが完成し、10月1日から運用を開始しました。
従来の週報にダッシュボード機能を追加して電子化したものです。
(外部サイト:Tableau Publicに移行します)
グラフを一覧として見ることができます。
新型コロナウイルス感染症・インフルエンザ流行状況
インフルエンザの流行期となりました(定点当たり患者数が1を超えました)
インフルエンザの発生動向調査は、令和6年9月2日から新シーズン(2024-2025シーズン)となり、新シーズン7週目となる、2024年第42週(10/14~10/20)の感染症発生動向調査で、静岡県内のインフルエンザの定点当たり患者数が流行開始の目安とされている1以上となりました(第42週:1.06)。今回第45週は1.29です。今後、さらに流行が拡大することも考えられますので、県民の皆様には、感染拡大防止に努めていただくようお願いします。
※インフルエンザの定点当たり患者数とは、県内139の内科・小児科定点医療機関から報告された1週間の患者数を施設数139で割った数値です。
※流行開始の目安とされている定点当たり患者数は1、注意報レベルは10、警報レベルの開始は30、警報レベルの終息は10です。
警報レベルの感染症
手足口病が全国的に流行しています
手足口病は、エンテロウイルス属による、乳幼児を中心に手や足、口腔粘膜などに現れる水疱性の発疹を主症状とした感染症です。
2024年第25週(6/17~6/23)に定点当たり患者数6.4となり、「警報レベル」(基準値5)となりました。第28週(7/8~7/14)の定点当たり患者数21.69をピークとして減少後、警報レベル(第45週(11/4~11/10)定点当たり患者数3.70)で推移しており、警報解除となる基準値2より高い状況です。もうしばらくは、感染予防に努めましょう。
患者の多くが2歳以下の乳幼児ですが、大人でも感染することがあります。口からの飛沫感染、便や水疱内容物からの接触感染などがありますので、手洗いを徹底するとともに、排泄物を適切に処理することが大切です。
流行レベルの感染症
マイコプラズマ肺炎が流行しています(第45週の定点当たり患者数2.9は、記録が残る2006年以降、過去最高値となっています)
マイコプラズマ肺炎は、肺炎マイコプラズマによる細菌感染症です。感染経路は、主に飛沫感染と接触感染で、家族内や学校など濃厚接触が多い場所で、しばしば集団発生が起こります。潜伏期間は2~3週間程度で、主な症状は発熱、全身倦怠感、頭痛、咳などで、解熱後も咳が長く続くことがあります。必ずしも肺炎にならず、上気道炎や気管支炎も多いです。全年齢層に感染が見られますが、若年齢層に多く、14歳以下が6~8割を占めます。過去の疫学調査研究では、3~7年程度に1回国内で大きな流行が起こっています。
2024年第29週(7/15~7/21)以降、定点当たり患者数※0.5以上が続いており、第35週(8/26~9/1)は1.1となりました。(第45週(11/4~11/10)は2.9)国は基準値を定めていませんが、県感染症情報センターでは、0.5以上が継続した場合、流行が始まる可能性あり、1以上では確実に流行していると考えています。(県内の定点当たり患者数が1以上となったのは、2019年第51週(12/16~12/22)以来です。)
下部、上から2番目のグラフの2012年頃や2016年頃のように、今後も流行が長期間継続する可能性が考えられますので、県民の皆様には、引き続き、人混みでのマスク着用、咳エチケット、適切な換気と手洗いなど、飛沫・接触感染の対策に御協力をお願いします。
※マイコプラズマ肺炎の定点当たり患者数は、県内10の基幹定点医療機関から報告された1週間の患者数を施設数10で割った数値です。
蚊が媒介する感染症に気を付けましょう!
病原体ウイルスを持つ蚊に刺された場合、デング熱やジカウイルス感染症等の感染症を発症する恐れがあります。
現在、国内で流行している感染症はありませんので、蚊に刺されただけで過分に心配する必要はありませんが、蚊が増える時期を迎えますので、感染予防に努めましょう。
県では、包括連携協定を締結しているアース製薬株式会社に御協力いただき、蚊に対する注意喚起のポスターを作成しました。事業所等の人が集まる場所への掲示に御活用ください。
- 蚊に御注意ください!~蚊が媒介する感染症があります~(令和6年6月26日報道提供) (PDF 509.1KB)
- 蚊に対する注意喚起のポスター(PDFデータ) (PDF 4.4MB)
- 蚊に対する注意喚起のポスター(画像データ) (Jpeg 260.6KB)
- 感染症媒介蚊の定点モニタリングについて
危機管理情報・お知らせ
- (医療機関向け情報)麻しんの国内での報告数増加に伴う注意喚起について(協力依頼)(令和6年11月18日通知) (PDF 902.7KB)
- 今シーズンのインフルエンザ総合対策について(厚生労働省HP)(外部リンク)
- 蚊に刺されないように注意しましょう!(「日本脳炎」の患者発生について)(令和6年11月12日報道提供) (PDF 210.0KB)
- (医療機関向け情報)「ヘニパウイルス感染症 診療指針」の周知について(令和6年11月11日通知) (PDF 1.6MB)
- マダニに咬まれないように注意しましょう!(「日本紅斑熱」、「SFTS」の患者が確認されました)(令和6年10月29日報道提供) (PDF 207.5KB)
- 麻しん(はしか)患者の本県来訪について(令和6年10月25日報道提供) (PDF 611.8KB)
- インフルエンザの流行期となりました(令和6年10月25日報道提供) (PDF 130.6KB)
- (医療機関向け情報)マイコプラズマ肺炎増加に関する学会からの提言について(令和6年10月29日通知) (PDF 326.2KB)
- (医療機関向け情報)マイコプラズマ肺炎に関する注意喚起について(令和6年10月9日通知) (PDF 93.0KB)
- (医療機関向け情報)2025年日本国際博覧会(大阪・関西万博)開催に伴う感染症 サーベイランスの取組強化について(令和6年9月11日通知) (PDF 227.7KB)
- (継続中)「手足口病」が流行しています!(2年ぶりの警報レベル)(令和6年6月28日報道提供) (PDF 300.0KB)
- 蚊に御注意ください!~蚊が媒介する感染症があります~(令和6年6月26日報道提供) (PDF 509.1KB)
- 蚊に対する注意喚起のポスター(PDFデータ) (PDF 4.4MB)
- 蚊に対する注意喚起のポスター(画像データ) (Jpeg 260.6KB)
- 令和4年(2022年)発生動向調査委員会事業報告書 (PDF 1.3MB)
- 過去の新型コロナウイルス感染症の発生状況(~2024.3)
- 社会福祉施設等における感染症等発生情報
- 感染症サーベイランスシステムのアカウント登録について(医療機関向け)
- 感染症媒介蚊の定点モニタリングについて
感染症発生動向調査(静岡県感染症週報)
- 静岡県感染症週報【感染症情報見える化ダッシュボード】
- 感染症発生動向調査について
-
静岡県感染症発生動向調査(静岡県感染症週報) 2024年
静岡県の最新の感染症情報を掲載しています。 - 感染症発生動向調査 2023年
- 感染症発生動向調査 2022年
- 感染症発生動向調査 2021年
- 感染症発生動向調査 2020年
- 感染症発生動向調査 2019年
- 薬剤耐性(AMR)対策について
- (医療機関向け情報)感染症サーベイランスシステムの更改~インターネットで発生届出や定点報告ができます~
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このページに関するお問い合わせ
健康福祉部医療局感染症対策課
〒411-0801 静岡県三島市谷田2276
電話番号:055-928-7220
ファクス番号:055-928-7100