慢性疲労症候群(筋痛性脳脊髄炎)について
慢性疲労症候群(筋痛性脳脊髄炎)は、健康に生活していた人が、ある日突然、原因不明の激しい倦怠感におそわれ、それ以降、強度の疲労感とともに微熱、頭痛、脱力感、思考力の障害、抑うつ等の精神神経症状が長期にわたり、健全な社会生活が送れなくなるという原因不明の疾患です。患者さんの中には、苦痛を伴いながらもなんとか仕事を続けることのできる方もいれば、症状が重く寝たきりに近い方もいるなど、個人差はありますが、日常生活に大きな影響があり患者さんにとって大きな苦痛になっています。また、慢性疲労症候群という疾患名から、周囲の誤解や偏見を受けることがあり、皆さんの正しい理解が必要になります。
現在、厚生労働省等において、診断基準や治療方法に関する医学的な研究が実施されています。
静岡県近隣で慢性疲労症候群の治療ができる医療機関
静岡県近隣で慢性疲労症候群の治療ができる医療機関は以下のとおりです。
- 医療機関名
- 名古屋大学医学部附属病院
- 所在地
- 〒466-8560 愛知県名古屋市昭和区鶴舞町65
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診療科
- 総合診療科
- 担当医
- 佐藤元紀医師
- その他
- 対応は、医療機関(かかりつけ医等)からの紹介に限ります。
公表に当たり、同意を得られた医療機関を記載しています。
慢性疲労症候群(筋痛性脳脊髄炎)に関する取組み
第8回日本在宅看護学会学術集会にて、「慢性疲労症候群」がテーマになりました!(H30.12.8)
平成30年12月8日(土曜)、静岡市の静岡県立大学小鹿キャンパスで開催された第8回日本在宅看護学会学術集会において、「慢性疲労症候群の患者の在宅ケア」をテーマにした交流集会が開催されました。
疾病対策課長が慢性疲労症候群について概説し、慢性疲労症候群の患者さんとその御家族が、自宅療養の実状をお話しになりました。その後、フロアの約40名の参加者と総合討論が行われ、慢性疲労症候群患者の治療状況や訪問看護の現状等について活発に話し合われました。
当日説明資料は次のファイルをご覧ください。
慢性疲労症候群医療講演会の開催(H30.1.21)
慢性疲労症候群患者さんの声や治療と研究をされている先生のお話などを聴く機会として医療講演会を開催しました。
- 日時
- 平成30年1月21日(日曜日)13時30分~16時30分
- 会場
- えんてつホール(浜松市中区旭町12-1遠鉄百貨店新館8階)
- 内容
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- 【第1部】患者による講演会
講師:CFS支援ネットワーク(支援団体) 石川真紀会長 赤垣敏子氏 - 【第2部】専門医による病気の概要と診断基準等
講師:関西福祉科学大学健康福祉学部 倉恒弘彦教授
- 【第1部】患者による講演会
- 【第2部】講師説明資料(未公表)
関連リンク
調査・研究
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日本医療研究開発機構_研究班の報告(外部リンク)
臨床診断基準(案)(2016年3月)が掲載 -
慢性疲労症候群患者の日常生活調査報告書概要 (PDF 135.0KB)
厚生労働省調査事業(2014年) - 慢性疲労症候群患者の日常生活調査報告書 (PDF 3.2MB)
関係団体
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このページに関するお問い合わせ
健康福祉部医療局疾病対策課難病対策班
〒420-8601 静岡市葵区追手町9-6
電話番号:054-221-3393
ファクス番号:054-251-7188
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