脳脊髄液減少症(脳脊髄液漏出症、低髄液圧症候群)について
1.脳脊髄液減少症(脳脊髄液漏出症、低髄液圧症候群)の現状
「脳脊髄液減少症(脳脊髄液漏出症、低髄液圧症候群)」は、交通事故やスポーツ外傷などで硬膜から髄液が漏れ出すことにより頭痛や頚部痛、めまいなどの様々な症状が生じるとされています。確立された診断基準や治療方法がないため、国において平成19年度から診断・治療の確立に関する研究班による研究事業が行われ、平成23年度に脳脊髄液漏出症画像判断基準・画像診断基準が公表されました。
平成24年5月17日、厚生労働省の先進医療専門家会議は、日本医科大学病院が申請した硬膜外自家血注入療法(起立性頭痛を有する患者に係るものであって、脳脊髄液漏出症の画像診断基準(社団法人日本整形外科学会、社団法人日本脳神経外科学会、一般社団法人日本神経学会、一般社団法人日本頭痛学会、一般社団法人日本脳神外傷学会、一般社団法人日本脊髄外科学会、一般社団法人日本脊椎脊髄病学会及び日本脊髄障害医学会が認めたものをいう。)に基づき確実であると診断されたものをいう。)を先進医療として承認することを決めました。
また、平成28年4月1日からは、脳脊髄液漏出症(関連学会の定めた診断基準において確実又は確定された者。)に対する硬膜外自家血注入療法が保険導入されました。
2.診療等が可能な県内の医療機関
県民の皆様から、「脳脊髄液減少症(脳脊髄液漏出症・低髄液圧症候群)」に対応できる医療機関についてのお問い合わせをいただいていることから、静岡県難病診療連携拠点病院(浜松医科大学医学部附属病院)、3箇所の静岡県難病診療分野別拠点病院、34箇所の静岡県難病医療協力病院に御協力いただき、画像診断、硬膜外自家血注入療法(以下、「ブラッドパッチ」という。)、セカンドオピニオン(診断や治療方針について主治医以外の医師に意見を求めること)の実施状況について調査し、各病院からの回答をまとめました。
なお、詳細は、各医療機関に直接お問い合わせください。
【注意とお願い】
- 静岡県難病診療連携拠点病院・難病診療分野別拠点病院・難病医療協力病院及び、平成24年から平成28年にブラッドパッチを先進医療として実施した医療機関のうち、公表に同意いただいた医療機関を掲載しています。掲載されていない医療機関の全てで対応ができないということではありません。また調査票に回答いただいた内容を掲載したものであり、県が診療内容を確認したうえで掲載しているものではありません。
- 掲載の内容は、令和6年9月時点のものです。その後変更されることもありますので、受診を希望される場合は、あらかじめ各病院にお問い合わせください。
関連リンク
研究班
関連団体等
隣県の関連ホームページ
PDFファイルをご覧いただくには、「Adobe(R) Reader(R)」が必要です。お持ちでない方はアドビ株式会社のサイト(新しいウィンドウ)からダウンロード(無料)してください。
このページに関するお問い合わせ
健康福祉部医療局疾病対策課がん対策班
〒420-8601 静岡市葵区追手町9-6
電話番号:054-221-3773
ファクス番号:054-251-7188
shippei@pref.shizuoka.lg.jp