高病原性鳥インフルエンザについて
インフルエンザウイルスには多くの種類(型、亜型)が存在し、一般的にカモやアヒルなどの水鳥類は様々な種類のウイルスを保有していることがありますが、通常これらの鳥に病気を起こすことはありません。
しかし、この水鳥類が保有するインフルエンザウイルスが遺伝子の変異を起こし、まれに鶏などに強い病原性を示すウイルスが出現することがあります。それを高病原性鳥インフルエンザといい、このウイルスに感染した鶏などは高率に死亡します。アジアやアフリカの一部の国では、現在でも病原性が強いH5N1亜型インフルエンザウイルスによる発生が家きん等で確認されています。
人に感染する?
鳥に感染するインフルエンザウイルスは、通常人に感染することはありません。しかし、感染した鳥またはその死骸と濃厚に接触(解体や調理等による血液、体液、排泄物等との接触)した場合にまれに感染することがあると言われています。
鶏肉、鶏卵の安全性について
鶏インフルエンザが発生国から生きた鶏、鶏肉、内臓などの輸入が禁止されていますが、この措置は国内の鶏への感染を防止する目的で実施されています。
これまで、鶏肉や鶏卵を食べることによって、鳥インフルエンザが人に感染したという事例の報告は世界的にもありません。
鶏卵を「生」で食べることによりインフルエンザに感染したとの報告はこれまでありませんが、不安な方は加熱(WHOの食中毒防止のための加熱条件:中心部70℃、瞬間)することをおすすめします。
鶏肉は十分加熱して食べて下さい。未加熱又は加熱不十分なままで食べることは、食中毒予防の観点からおすすめできません。
食鳥処理場での対策は?
大規模食鳥処理場において、処理する鳥の高病原性インフルエンザ感染を確認するため、平成16年2月5日から、酵素免疫測定法によるスクリーニングキットを配備し検査を実施しています。感染が確認された場合には鶏の間での流行を予防するために、と殺の禁止、出荷や移動が禁止されます。
さらに詳しく知りたい方は:次から御確認ください。
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