牛海綿状脳症(BSE)検査
平成13年9月、国内で初めて牛海綿状脳症(BSE)が発生し、同年10月、牛の特定部位の除去・焼却が義務化されるとともにBSE検査が開始されました。
BSE検査の対象となる牛の月齢については最新の知見に基づき段階的に対策の見直しが行われてきましたが、平成29年4月からは健康牛のBSE検査が廃止となりました。
現在はと畜場に搬入された24ヶ月齢以上の牛のうち,生体検査において、原因不明の運動障害、知覚障害、反射異常、意識障害等の何らかの神経症状が疑われるもの又は全身症状(事故による骨折、関節炎、熱射病等による起立不能等症状の原因が明らかな牛は除く)を示す牛について、スクリーニング検査を行っています。
と畜場で牛から延髄を取り出す作業
検査室でのスクリーニング検査
開始から約3時間半後、結果がでました。
全頭陰性が確認されました。
結果は、色の濃さで判断するため、吸光光度計を用いて、色の濃さを数値で確認します。
(左の列の上2つが陰性コントロール、3番目の黄色が陽性コントロール)
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