ペットの地震対策
災害時における愛玩動物対策行動指針(平成27年3月策定)
- 計画の内容
同行避難を基本とし、飼い主、県、市町や関係団体等が、平常時および災害時にするべき役割や活動等を定めた行動指針です。災害対策の参考としてください。 - 計画策定者
静岡県健康福祉部生活衛生局衛生課
避難所のペット飼育管理ガイドライン(平成29年3月策定)
- 内容
- 避難所運営本部と飼い主向けに役割を明記
- 避難所運営本部編:平常時と災害時におけるペットの受け入れから飼育管理に係るルールを紹介
- 飼い主編:災害時の飼い主を基本とした飼育管理方法を紹介
- 参考様式:ペット飼育者名簿等の実用的な参考様式を収載
- ガイドライン策定者
静岡県健康福祉部生活衛生局衛生課
- 避難所のペット飼育管理ガイドライン【表紙】 (PDF 446.5KB)
- 避難所のペット飼育管理ガイドライン【本文】 (PDF 1.6MB)
- 避難所のペット飼育管理ガイドライン【様式集】 (Excel 131.5KB)
- 避難所のペット飼育管理ガイドライン【様式集】 (PDF 251.1KB)
日頃からの備え(飼い主の方へ)
災害が起こった時に飼い主は、原則としてペットと同行避難(災害時に、飼い主が飼育しているペットを同行し、避難地(場所)まで安全に避難すること)をする必要があります。
また、同行避難後、自宅損壊等により在宅避難ができない場合、避難所のペット飼育場所(ペットスペース)において、飼い主自身が全責任を持って飼育管理することが原則となります。
飼い主の方は、ペットの安全と健康を守るとともに、他者への迷惑にならないように日頃からの備えに努めましょう。
1 住居の防災対策
災害時にペットを守るためには、まず飼い主が無事でいることが重要です。そのために、住宅の耐震化、家具の固定や転倒防止措置等の地震対策を行いましょう。
2 家族内等での話し合い、飼い主仲間との連携
災害の様々な状況を想定して、家族、近所の方々、飼い主仲間内等で事前にペットの避難等について話し合っておきましょう。また、避難所への避難以外にも、親戚や友人等、ペットの一時預け先を確保しておくことも大切です。
3 しつけ
災害時は、ペットも突然の状況によりパニックに陥り、普段と異なる行動をとる可能性があります。こうした状況で、人とペットが安全に避難するためには、日頃からのしつけが大切です。
- ケージやキャリーバッグ等に慣れさせる
- 犬の場合は、「待て」、「おいで」等の基本的なしつけを行う
また、ペットスペースで飼育する場合は、他者への迷惑防止のほか、ペットのストレスを緩和できるように、しつけを行いましょう。
- 人や他の動物を怖がらない
- むやみに吠えない
- 決められた場所で排泄ができることなど
4 健康管理
ペットスペースで飼育する場合、ストレスにより、ペットの免疫力が低下するほか、他の動物と接触する機会が増えることにより体調を崩し易くなると考えられます。そのため日頃からペットの健康管理に注意しましょう。
- 感染症予防ワクチンの定期的な接種
- ノミ等の外部寄生虫の駆除
また、万が一の不必要な繁殖を防止するため、不妊・去勢措置もしておきましょう。
5 迷子にならないための対策(飼い主明示)
突然の災害では、ペットが逃げたり、パニックになって離れてしまうことや、飼い主が外出中にあっては、ペットが取り残されてしまうことも想定されます。保護された際に飼い主の元に戻れるように、はっきり見えて誰でもわかる迷子札等の飼い主の明示をしておきましょう。また、二重の対策として、脱落の可能性が低いマイクロチップを装着することはより確実な身元証明となります。
また、犬の場合は狂犬病予防法に基づく登録と狂犬病予防接種を実施し,鑑札、狂犬病予防注射済票を犬に装着しておきましょう。
6 避難用品及び備蓄品の対応
ペットの飼育管理に必要なものは、飼い主自らが用意し備蓄しておきましょう。また、避難時に持ち出す備蓄品には優先順位を付け、優先度の高いものはすぐに持ち出せるように自分の避難用品と一緒に保管しておくと良いでしょう。
【避難セット例】
- 療法食、処方薬
- フード、水(少なくとも5日分、できれば7日分以上)
- 予備の首輪や胴輪、リード
- 食器、ブラシ、タオル
- ガムテープ(ケージの補修等、多用途に使用可能)
- 飼い主の連絡先とペットに関する飼い主以外の緊急連絡先、預かり先等の情報
- 飼い主とペットの写真(もしも、離ればなれになってしまった時のため。携帯電話に画像を保存しておくことも有効)
- ワクチン接種状況、既往症、健康状態、かかりつけの動物病院等の情報(ペット健康手帳)
7 防災訓練等
実際に家族でペットを連れて避難地(場所)や避難所へ行く訓練を行い、所要時間、ガラスの破損や看板落下等といった避難経路中の危険を想定した迂回路をチェックしておくことで、より安全に避難することができます。また、地域で災害対策の会合や避難訓練を行う時に、ペットを連れて避難する方法等を地域住民間で話し合っておくと、避難地(場所)や避難所でのペットの反応や行動への対応方法、避難所における動物が苦手な人への配慮方法、ペットスペースにおける飼育環境の確認等、より実践的な想定をすることができ、避難所等におけるペットの受入れ体制の整備や改善に繋がります。
地震が発生し、ペットに関してお困りのことがありましたら、最寄りの保健所や以下の団体に御相談ください。
- 静岡県動物管理指導センター(住所:浜松市西区大山町3551-1電話:053-437-0142)
- 一般社団法人静岡県動物保護協会(住所:静岡市葵区相生町14番26-3号電話:054-251-6036)
- 公益社団法人静岡県獣医師会(住所:静岡市葵区相生町14番26-3号電話:054-251-6035)
また、そのほかにも次のような計画等もありますので、参考にしてください。
静岡県被災動物救護計画
- 計画の内容
県や市町、動物関係団体、一般県民等が、大地震によるペットの被害を最小限にするための指針について定めてあります。 - 計画策定者
(社)静岡県獣医師会、(社)静岡県動物保護協会
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このページに関するお問い合わせ
健康福祉部生活衛生局衛生課
〒420-8601 静岡市葵区追手町9-6
電話番号:054-221-2347
ファクス番号:054-221-2342
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