重症熱性血小板減少症候群(SFTS)

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ページID1068874  更新日 2025年1月21日

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1 概要

  • SFTSウイルスを原因とする人と動物の共通感染症です。
  • 人に感染すると、感染1~2週間後に発熱や嘔吐、腹痛、下痢などの症状が出ます。致死率は約30%になります。
  • 犬や猫が感染すると、発熱や食欲不振などの症状が出ます。
  • 猫で嘔吐、下痢、黄疸や異常に黄色い尿などを認めます。致死率は高く、約60%になります。
  • 犬も似た症状を呈し、致死率は約40%と言われています。
  • 多くの症例で、病名のとおり血小板減少などの臨床症状を示します。

2 感染経路

  • SFTSウイルスを保有したマダニに咬まれて感染します。
  • また、SFTSを発症した動物の排泄物や体液(血液、唾液など)に接触することで感染することもあります。
  • 感染した猫と接触して、飼い主や動物病院従事者が感染した事例もあります。

3 発生状況

  • 静岡県では、人の患者発生は、西部 ・ 中部 ・ 東部 ・ 伊豆のいずれの地域でも認められています。
  • 春から秋に発生が多い傾向があり、マダニの活動時期との関連が考えられていますが、冬でも発生することがあります。
  • 県内の猫では、秋から冬にかけて、5例のSFTS症例が数kmの範囲内で、短期間で続発した例がありました。

4 SFTS予防・対策

  • マダニに咬まれないようにしましょう。
  •  (ペット)
    • 室内で飼うことが望ましく、外に出す場合は、動物病院で処方されるマダニ駆除薬を投与して、感染対策をしましょう。
    • 犬の散歩は、マダニがいそうな山道や藪の中は避けましょう。
  •  (人)
    • 山歩きや畑仕事のとき、草むらや藪に入るときなどは、肌をなるべく露出しないように長袖長ズボンを着用しましょう。
    • ディートなどの虫除け剤を使用すると効果的にマダニが忌避します。
  • 発症した動物に触れないようにしましょう。
    • 野良猫や体調不良のペットに触る際は、手袋やマスクを着用し、排泄物や体液に直接触れないようにしましょう。また、触った後は手洗いをよく行いましょう。
    • 野生動物やその遺体には触れないようにしましょう。

5 もしSFTSにかかったら

  • 心配な動物に触って1~2週間後に具合が悪くなったときは、SFTSに感染しているおそれがあるので、病院で医師に相談してください。
  • 動物が感染した可能性がある場合は、動物病院の獣医師に相談してください。

このページに関するお問い合わせ

健康福祉部生活衛生局衛生課
〒420-8601 静岡市葵区追手町9-6
電話番号:054-221-2347
ファクス番号:054-221-2342
eisei@pref.shizuoka.lg.jp