がん対策ネットワーク3(令和3年5月1日号)
(Scc-netNo.2)
こんにちは。静岡県立静岡がんセンター疾病管理センターです。
がんセンター発(5月1日配信号)をお届けします。
目次
- 手術支援ロボット・ダヴィンチ手術の診療科を拡大し2台から3台体制へ(県内初)
- 「静岡県がん医療地域連携研修会」開催のお知らせ
1.手術支援ロボット・ダヴィンチ手術の診療科を拡大し2台から3台体制へ(県内初)
静岡がんセンターは、2011年12月、全国に先駆けて手術支援ロボット・ダヴィンチを導入し、「がんを上手に治す」という理念のもとで、身体への負担を少なくする低侵襲性、安全性、機能温存、根治性の視点から、ロボット手術を積極的に進めて参りました。
現在実施している診療科は、大腸外科、胃外科、呼吸器外科、泌尿器科、婦人科で、院内全体で2600症例という全国トップクラスの症例数をこなしており、大腸がんと胃がんでは全国でも数少ない医師向けトレーニング症例見学施設に認定されています。
今後、さらにロボット手術を希望される患者さんが見込まれるため、食道外科へも拡大し、この4月より県内初となる手術支援ロボット3台体制となります。
ロボット手術はコストや扱える外科医の教育など解決すべき課題はありますが、これまでの腹腔鏡下や胸腔鏡下手術の欠点を克服し、より高度で安全な低侵襲手術法として大きな期待が寄せられています。今後も各領域で急速に普及していくことが予想されます。
ダヴィンチ手術とは
近年、胆石症、虫垂炎などの良性疾患だけでなく、大腸がん、胃がんなどの悪性疾患に対しても、腹腔鏡手術が行われる機会が増えてきました。
腹腔鏡手術は従来の開腹手術と比べて、体に加わる負担が少ない(体に優しい)と考えられています。
腹腔鏡手術の利点は、傷が小さいことによる術後の痛みの軽減、より早い術後の回復、より短い入院期間、より早い社会復帰、そして美容上の美しさなどが挙げられます。
ダヴィンチ手術は腹腔鏡手術をロボット支援下に行うもので、今までの腹腔鏡手術の利点をさらに向上させることができると考えられています。
ロボットによる手術をおこなうことで、複雑で細やかな手術手技が可能となります。また3次元による正確な画像情報を取得できるため、より安全かつ侵襲(しんしゅう)の少ない手術が可能となり、次世代の医療改革の一端を担った分野と考えられています。
2.「静岡県がん医療地域連携研修会」開催のお知らせ
1.日時
令和3年12月2日(木曜日)18時~19時30分
2.参加方法
Zoomウェビナーによるオンライン研修会(同時配信型研修)
3.主催
静岡県立静岡がんセンター薬剤部
4.参加費
無料
5.申込方法
下記項目を明記のうえ、ファクスまたはメールにてお申込みください。
1.施設名
2.お名前(ふりがな)
3.部署名
4.職種(薬剤師、医師、看護師、その他)
5.郵便番号
6.住所
7.電話番号/ファクス番号
※下記URLに申込用紙がありますので、宜しければご使用下さい。
個人情報保護について
参加申し込みの際にご記入いただいた情報は、本研修会の実施に際し必要な連絡や参加者名簿を作成するための情報として利用しその他の目的には利用いたしません。
6.申込先
ファクス番号:055-989-5379/e-mail:scchr02@scchr.jp(担当:渡邊)
7.締切
2021年11月19日(金曜日)
8.内容
特別講演
司会:静岡県立静岡がんセンター副薬剤長 石川寛
『当院における肺がん化学療法レジメンの紹介と副作用マネジメント』
静岡県立静岡がんセンター主任 榊原辰弥
9.お問い合わせ先
電話 055(989)5222(内線2148)担当:石川・鴨志田
※下記のURLからチラシや申込用紙をダウンロードできます。
静岡県立静岡がんセンター疾病管理センター
〒411-8777
静岡県駿東郡長泉町下長窪1007番地
Eメール:sccnet-kanri@scchr.jp
電話:055-989-5222(内線2118)
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このページに関するお問い合わせ
がんセンター局マネジメントセンター県庁駐在
〒420-8601 静岡市葵区追手町9-6
電話番号:054-221-2983
ファクス番号:054-221-2618
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