令和3年度富士山ハザードマップ(改定版)溶岩流ドリルマップ動画を公開します。
市町ごとに代表される溶岩流ドリルマップ
富士山ハザードマップが令和3年3月に改定されました。富士山で起こりうる噴火現象の中で、溶岩流については、想定される到達可能性範囲が広がった地域があります。しかし、溶岩流が到達する可能性のある範囲は、富士山において噴火した場所や噴火の規模によって大きく異なります。そこで、溶岩流が流れる速さや到達範囲が視覚的に分かり易く確認できるよう、富士山ハザードマップ(改定版)のうち、溶岩流ドリルマップ(※1)を用いて、静岡県内の市町ごと及び大規模・中規模・小規模の3つの噴出規模(※2)ごとの代表的なドリルマップを取り上げ、動画(※3)でご紹介いたします。
- (※1)ドリルマップとは、溶岩流、火砕流などの個々の火山現象を数値シミュレーションなどによって描いた分布図です。噴火時の応急対策を検討する際の演習問題図という性格を有することから「ドリルマップ」と呼びます。作成した溶岩流ドリルマップの数は、大規模噴火のドリルマップが69ケース、中規模が91ケース、小規模が92ケース、合計252ケースあります。ここに掲載したドリルマップは、その内の代表例として取り上げています。
- (※2)大規模噴火の噴出規模は、対象とすべき富士山の噴火年代(現在~約5600年前まで)において、最大規模の噴火である貞観噴火の噴出量を基に13億m3としています。また、中規模の噴出量を2億m3、中規模の噴出量を2,000万m3としています。
- (※3)動画は静止画を繋げて作成しております。24時間までは1時間ごとに進み、それ以降は1日ごとに時間を早めて作成しています。
【動画の転載について】
この動画は静岡県が独自に制作したものです。本動画を転載する場合は、以下の例に倣って出典を明記してください。
(出典記載例)出典:静岡県、背景地図:地理院タイル、データ:富士山火山防災対策協議会
溶岩流が流下する代表市町
御殿場市
小山町
裾野市
沼津市、清水町
小規模
(代表例無し)
長泉町
三島市
小規模
(代表例無し)
富士宮市
富士市、静岡市清水区※
(※下の代表例のうちL46のみ溶岩流が到達)
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