山地災害危険地区とは
山地災害危険地区とは、山腹崩壊、地すべり及び崩壊土砂の流出などにより、官公署、学校、病院、道路等の公共施設や人家等に直接被害を与えるおそれのある地区で、地形地質特性からみてその崩壊危険度が一定基準以上の地区を調査把握したものです。
山地災害危険地区は、荒廃の形態によって、「山腹崩壊危険地区」、「崩壊土砂流出危険地区」、「地すべり危険地区」の3種類に区分しています。
山腹崩壊危険地区
山腹崩壊によって公共施設又は人家に直接被害を与えるおそれのある地区
特徴
- 山の斜面に亀裂やわき水がある
- 岩石がもろくくずれやすい地質である
- 過去に山くずれがあった
- 急斜面で、軟弱な地盤がある
- 水の集まりやすい斜面地形である
- ときどき落石がある
崩壊土砂流出危険地区
山腹崩壊や地すべりによって発生した土砂又は火山噴出物が土石流となって流出し、公共施設又は人家に被害を与えるおそれがある地区
特徴
- 渓流の勾配が急である
- 渓流に大きな石がごろごろしている
- たくさんの土砂が堆積している
- 上流が山くずれなどで荒れている
- 過去に土石流があった
地すべり危険地区
地すべりが発生している或いは地すべりが発生するおそれがある区域のうち、公共施設に被害を与えるおそれのある地区
特徴
- 過去に地すべりがあったところで、今も少しずつ動いている
- わき水や地下水が豊富である
- 断層があるところやもろくくずれやすい岩石がある
- 火山や温泉の影響で粘土化した土がある
県下には、計7,858箇所の山地災害危険地区があります
山腹崩壊 | 地すべり | 崩壊土砂流出 | 計 |
---|---|---|---|
3,292 | 95 | 4,471 |
7,858 |
(平成30年3月現在、国有林を除く)
山地災害危険地区はどこにある?
位置等の情報は、次のページをご確認ください。
山地災害危険地区情報Q&A
国有林の山地災害危険地区
山地災害に関するパンフレット
山地災害に関する情報をまとめたパンフレット作成しましたので、以下のPDFファイルよりご確認ください。
外国人県民に向けた山地災害に関するパンフレット
静岡県内に住む外国人の方向けに、山地災害に関するパンフレットの、やさしい日本語ver、ポルトガル語ver(Português)、フィリピノ語ver(Filipino)を作成しましたので、以下のPDFファイルよりご確認ください。
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このページに関するお問い合わせ
経済産業部森林・林業局森林保全課
〒420-8601 静岡市葵区追手町9-6
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