駿河湾は「世界で最も美しい湾クラブ」に加盟しました
2016年11月 駿河湾は、 「世界で最も美しい湾クラブ」に加盟しました。
2016年11月2日(日本時間)、メキシコ(プエルト・バヤルタ市)で開催された「第12回世界で最も美しい湾クラブ総会」において、駿河湾が、京都宮津湾・伊根湾、ブラジルのオールセインツ湾とともに、クラブへの加盟を認められました。
世界に誇れる最も美しい湾の一つとなった駿河湾。世界文化遺産「富士山」と並ぶシンボルとして次の世代に伝えていくために、沿岸地域一体となって湾の利活用、さらなる環境保全に取り組んでまいります。
「世界で最も美しい湾クラブ」とは
1997年3月10日にドイツのベルリンで設立され、フランス・ヴァンヌ市に本部を置くNGO(非政府組織)で、フランスのモン・サン・ミシェル湾やベトナムのハロン湾、アメリカのサンフランシスコ湾など、世界25ヵ国・41湾が加盟しています。
湾の自然遺産の保護、湾の持つ独自性の保全、経済開発との共存を実現しつつ、湾周辺の生活、伝統を尊重することを会員の義務と定め、
- エリアをPRし、国内外から認知されること。
- 観光客の流入が引き起こす問題や、景観の保護や付加価値化、地域経済の発展について共に考えること。
- 次世代に美しい湾を継承すること。
- 経験、知識、見解の交流を奨励すること。
を活動目的としています。
日本国内では、駿河湾の他に松島湾(2013年10月)、富山湾(2014年10月)、宮津湾・伊根湾(2016年11月)が加盟しています。
加盟により期待される効果
- 駿河湾の魅力を再認識すること、それによって保護活動が活発化すること。
- 世界に向けた情報発信力が強化され、駿河湾の魅力が広く伝わるようになること。
- 世界各国からの観光客が増えること。また、クルーズ船の寄港誘致や、港湾の利用推進など。
- 国内外のクラブ加盟湾(地域)とのネットワーク構築による、新たな事業の実施。
加盟までの経緯
2016年2月 湾クラブへの参加表明
2016年2月3日、フィリピン、プエルト・ガレラ市で開催された「世界で最も美しい湾クラブ」の第11回総会に出席。川勝知事によるプレゼンテーションで駿河湾の加盟を表明しました。
2016年5月 湾クラブ視察団による現地調査
2016年5月14日、湾クラブ会長のマリア・ダス・ドレス・メイラ氏ら3名が、駿河湾の現地調査のため来静。火山活動によって形成された黄金崎や、堂ケ島天窓洞などを遊覧船で視察し、湾を横断するフェリーで、駿河湾上からの眺望を楽しんでいただきました。
また、駿河湾を愛した徳川家康公の眠る久能山東照宮にも訪れました。
視察後、マリア会長からは「美しかった。自然が保護され、社会、文化、経済、生活のと調和がとれている。」と、お褒めの言葉をいただきました。
2016年11月 正式に加盟が承認
平成28年10月30日から11月2日にわたり、メキシコ(プエルト・バヤルタ市)でのクラブ年次総会に出席。難波副知事による最終プレゼンテーションを行い、クラブへの加盟が承認されました。
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