静岡県の河川
静岡県には、天竜川、安倍川等の一級河川が6水系268河川と、太田川、都田川、巴川等の二級河川が83水系266河川あり、総延長は2,863kmで全国都道府県16位となっています。
南アルプスや富士山が背後にあることから南北に流れる河川には急流河川が多く、一方で、海岸に沿って東西に流れる河川は緩勾配で、排水に困難を来しています。このため、過去より幾度となく水害に見舞われており、古くから各地で治水事業が行われてきました。しかし、近年では流域の都市化に伴う雨水流出の増大や浸水区域への人口・資産の集中などにより、治水安全度が低下している地域もあり、その対策が課題となっています。また、河川は治水・利水だけでなく、多様な自然環境や水辺空間としての役割を期待されています。