静岡県の海岸
海岸の概要
総延長約506kmの海岸は、変化に富んだ海岸景観と優れた自然環境が残されています。伊豆半島沿岸(延長約269km)は自然豊かな変化に富んだ海岸線を形成しており、ウバメガシ等の貴重な植物群落が点在しています。駿河湾沿岸(延長約168km)や遠州灘沿岸(静岡県内延長約69km)は三保松原などに代表される白砂青松の海岸景観を形成し、砂浜はアカウミガメやコアジサシ等の動植物の貴重な生息・生育の場となっています。
一方で、外洋に面しているため、高潮や高波の影響を直接受けやすく、特に駿河湾沿岸では海底地形が海岸線近くまで急勾配であることから、台風などにより巨大な波浪が、エネルギーを失うことなく来襲し、高潮・高波被害が発生しています。加えて、静岡・清水海岸や浜松篠原海岸等では安倍川や天竜川といった大河川からの土砂供給の減少等による砂浜の侵食への対応が課題となっています。
津波については、波源域が沿岸近くにあることから、早い所では数分で第1波が来襲すると想定されるため、到達時間や浸水域、浸水深など地域の特性を十分踏まえ、ハード・ソフト両面から津波対策を進める必要があります。
海岸づくり
海岸保全基本計画
海岸は災害に対する安全性の確保と環境の整備・保全に加え、利用が適正に行なわれることが求められています。このような状況のもと、海岸の望ましい姿の実現に向け、伊豆半島沿岸、駿河湾沿岸、遠州灘沿岸の海岸保全基本計画を策定し、美しく、安全で、いきいきとした海岸づくりを目指しています。
策定済みの海岸保全基本計画
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