静岡土木事務所/海岸事業
静岡土木事務所で管理する海岸は、東から蒲原海岸(756m)、由比海岸(2.6km)、興津海岸(1.1km)、清水海岸(8.1km)及び静岡海岸(8.6km)で、海岸線延長は21.1kmです。
駿河湾は、湾入口の水深が2,500mに達する我が国でも有数の深い湾であることから、海底勾配も急であり、外洋からの波浪はほとんど減衰することなく海岸線に到達するため、度々高波浪による壊滅的な被害を受けてきました。
また、静岡・清水海岸は、安倍川が供給する豊富な土砂により、かつて100m以上の砂浜を有していましたが、昭和30年代に安倍川において過剰な土砂採取が行われた結果、昭和40年代に入ってから安倍川河口付近に侵食が現れ始め、この侵食傾向は昭和52年以降東側に向かって急速に拡大し、昭和60年代には清水海岸まで到達しました。
その後、高潮対策事業などにより、離岸堤、ヘッドランド及びL型突堤などの海岸保全施設を設置したことにより、現在では、静岡海岸の砂浜も徐々に戻りつつありますが、その砂が清水海岸に運ばれてくるまでには、長い年月がかかることから、現在の豊かな砂浜を維持していくために、養浜などの緊急的な保全対策が必要となっています。
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