橋梁の長寿命化事業
事業名
橋梁の長寿命化事業
事業概要
現在、架設後50年以上経過している橋梁は全体の約2割ですが、20年後には全体の約7割を占めることになります。このため、今後の管理コストの低減や平準化を図っていく必要があることから、橋梁の長寿命化と計画的な維持管理を行うアセットマネジメントに取り組んでいます。
平成17年度から3ヵ年をかけて県管理のすべての橋梁について点検調査を行い、損傷度の確認や現況データの整理等をしました。
平成20年度には、この点検調査結果等をもとに経済的かつ効率的な補修の時期、定期点検の時期等を定める「中長期管理計画」を策定し、平成21年度からこの計画に基づいて事業を進めています。
事業計画
橋梁点検結果は健全度という指標で表しています。健全度は、橋梁に全く損傷がない健全な状態を100とし、損傷状況に応じて100から減点した値になります。「静岡県橋梁中長期管理計画」では、この健全度に下限値を設定して、この値を下回る橋梁を対象に、優先的に長寿命化対策を行っています。
橋梁は、跨線橋・跨道橋あるいは緊急輸送路上等にある橋長15メートル以上の重要橋梁をAグループ、それ以外の橋梁をA‘・B・C・Dグループ等に分け、それぞれに下限値を設定しています。
事業効果
橋梁の長寿命化により、修繕・架替えに要する費用を縮減することができます。
橋梁の長寿命化により、架替え等が及ぼす道路交通への社会的・経済的損失を軽減するなど道路ネットワークの安全性・信頼性を確保することができます。
橋梁の架替えを抑制することによる産業廃棄物の発生量を縮減することができます。
進捗状況
管理手法による分類 |
健全度の下限値 |
静岡県 |
うち沼津土木 |
---|---|---|---|
Aグループ |
健全度60 |
107 |
【対象】25【完了】22【未完了】3 |
A'・B・Cグループ |
健全度40 |
- |
【対象】12【完了】11【未完了】1 |
Dグループ |
健全度20 |
- |
【対象】-【完了】-【未完了】- |
今後の予定
「道路施設長寿命化緊急対策事業」により、平成28年度までに緊急的な修繕を実施していきます。
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沼津土木事務所
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