富士どぼクイズ
Q.富士山の登山道は誰が管理しているのでしょうか?
A.静岡県内の富士山の主たる登山道は富士宮・御殿場・須走と3ルートありますが、全て県道に指定されていますので、静岡県が管理しています。
なお、山梨県の富士吉田ルートの登山道も県道であり、山梨県(富士・東部建設事務所)が管理しています。
静岡県では、開山中は毎週パトロールを行い、登山者の皆様が安心して富士登山に楽しめるよう点検・補修作業を行っています。
Q.アスファルト舗装の寿命はどれくらいでしょうか?
A.静岡県では20年は補修工事をしなくても良いよう設計しています。
アスファルト舗装は車両の輪荷重を繰り返し受けることでひび割れが生じます。ひび割れが進行することで生じる路面の凸凹や穴(ポットホール)は交通事故の原因となるため、道路管理者として応急措置や維持補修に取り組んでいます。
補修工事による交通規制の影響や維持費(ライフサイクルコスト)の観点から、静岡県では舗装にひび割れが発生し始まるまでの期間が20年となるよう舗装構成を設計しています。
Q.橋の寿命はどれくらいでしょうか?
A.一般的に50~100年程度と言われています。
しかし、橋は耐用年数を迎えたらすぐ架け替えとはいきません。老朽化した橋梁を適切に維持管理・補修補強をすることにより、耐用期間をより長くしていくことが必要です。
橋としての健全性を診断するため、国が定める基準により5年に1回の頻度で近接目視点検を実施しています。
点検により損傷・劣化の状態を把握し、対策が必要な場合には補修・補強工事を実施しています。
Q.富士宮にラウンドアバウトがありますが、ラウンドアバウトとはどういったもので、どのような効果があるのでしょうか?
A.この円形の交差点はラウンドアバウト(または環状交差 点)といい、円形にすることで、信号による制御なしで車両が安全かつ円滑に交差点を通過できます。
信号がなく、車両が時計回りに通行し、進入する車両によりその通行を妨げられない(交差点内を通行する車両が優先される)ことから以下のようなメリット(長所)があります。
- 出会い頭事故の発生抑制等により、交差点の安全性が向上します。
- 信号待ちの時間が無くなります。
- 停電が発生しても混乱なく通行でき、災害に強い交差点です。
- 良好な景観形成に寄与します。
信号がないことで、障害物がなく、富士山の眺望景観を楽しむことができます。
ぜひ白糸の滝周辺で、富士山を眺望してみてください。
Q.道路の舗装が赤や緑に着色されているのは何故でしょうか?
A.車道に着色されているのは通行車両に対する事故防止対策です。
信号の無い交差点や横断歩道など危険な箇所を周知する目的で着色されています。
またカーブなどではすべり止めも兼ねている箇所もあります。
路側帯に着色されているのは歩行者保護対策です。
着色することにより通行車両に周知を行い、歩行者の安全を確保しています。
その他自転車の安全を守るために自転車通行帯を着色している箇所もあります。
Q.渓流にダムがありますが、何のためにあるのでしょうか?
A.土石流や流出する流木等を補足し、土砂災害から人命、財産、生活環境および自然環境を守るために設置している、砂防堰堤という施設です。
富士土木事務所管内には土石流の危険性がある渓流が163箇所あり、順次整備を進めています。
Q.色々な形のものがありますが、何故でしょうか?
A.砂防堰堤には大きく3つの種類があります。
- 不透過型
- 部分透過型
- 透過型
この中で、みなさんが目にすることが多いのは、不透過型ではないでしょうか。背面に土砂を貯めることができ、渓床の洗掘防止や勾配緩和により、山脚崩壊の発生・拡大を防止してくれます。また、古くから用いられてきた最も基本的な砂防施設で、信頼性の高い形式です。
このことから、最下流の堰堤には不透過型砂防堰堤を設置することが基本となっていますので、家の裏手や道路沿いから見かけることが多いです。
Q.土木の日はなぜ11月18日とされているのですか。
A.「土木」という漢字を漢数字に解体すると、土→十一(11月)、木→十八(18日)になることと、土木学会の前身である「工学会」の創立が明治12年(1879年)11月18日であることから、1987年11月に土木学会によって制定されました。
静岡県交通基盤部では、毎年土木の日に合わせて様々なPRイベントを実施しています。
富士土木事務所では令和2年度の土木の日に合わせて、事業紹介のパネル展示や、「静岡どぼカード」などのグッズの配布を行いました。
ぜひ土木の日にはイベントに参加してみてください。
Q.川の中を浚渫するのは、何のためでしょうか?
A.川の中に堆積した土砂を撤去することで通水断面積を確保し、氾濫等の災害を防止するためです。
土砂が川に堆積すると、水を流すことが出来る断面積(通水断面積)が狭くなり、洪水時のリスクが可能性が高まります。特に出水期(6月~10月頃)は、集中豪雨(梅雨)や台風等による大雨が起きやすくなっています。
富士土木事務所では管理している43河川についてパトロール等を行い、緊急性の高い箇所から順次、堆積土砂の撤去を進めています。
近年では、ドローン等による3次元測量やマシンコントロール技術等を導入した「ICT建設機械」による施工を行っています。
Q.空き地や道路で、写真のような三脚のついた機械を覗いている人を見かけます。何をしているのでしょうか?
A.工事をする前に地形を観測したり、作る構造物が適切な位置・高さに設置されているか確認したりするための測量を行っています。
その他、境界測量や民間の宅地造成の工事等でも同様の測量を行うことがあります。
Q.道路上に写真のような鋲がありますが、何のためにあるのでしょうか?
A.土地の境界や、道路や河川の構造物などを作るために測量した情報(位置や高さ)を記録しておくためのものです。
測量後に実施する工事や用地境界の確認に使うことがあるため、コンクリート等の動かない場所に設置するのが一般的です。
Q.星山放水路は何のためにあるのでしょうか?
A.星山放水路は、(一)潤井川の洪水を本川である(一)富士川へ放流する放水路です。
(一)潤井川には、(一)足取川、(一)風祭川、(一)弓沢川、(一)凡夫川、(一)伝法沢川などの多くの支川が流入しています。かつては、洪水被害のみならず、大沢の土砂流出や、融雪による泥流による災害が頻発しており、富士市・富士宮市内に多大な被害を及ぼしていました。
この対策として、県では昭和41年から昭和49年にかけて、(一)潤井川の洪水500m3/sを(一)富士川に放流する星山放水路を整備しました。分流部には水門を設置し、平常時は流量の全量を(一)潤井川へ、洪水時には水門を開放し星山放水路へ洪水を流します。
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