伊豆の国特別支援学校グラウンド芝生化
静岡県では、県内に芝生地を広げ、芝生と県民生活がより密着、調和することを目的とした「芝生文化創造プロジェクト」に取り組んでいます。芝生のグラウンドには、主に次のような効用があります。
- ぬかるみ、砂ぼこりの防止
- 表面温度を下げ、輻射熱を緩和
- ケガの少ないスポーツフィールド
- 天然芝の癒し効果
- 元気な活動と生活リズムの修復
1 内容
伊豆の国特別支援学校(令和3年4月開校)の児童生徒、教諭等が、グラウンド(約2,900平方メートル)の芝生化に取り組みましたので、芝生グラウンドになるまでを紹介します。
2 芝生化の流れ
成長が早くサッカー場などでも使われている芝種「バミューダグラス」を「ポット苗」で植え付けることで、張り芝など他の工法と比べ安価で芝生化することができます。
芝生化のおおまかな流れ
- 4月ポット苗づくり
- 5月ポット苗育苗
- 6月ポット苗植え付け
- 7月・8月芝生育成
- 9月芝生開き(完成)
3 作業の様子
ポット苗づくり(令和3年4月19日)
セルポットに土をつめ、「芝生の赤ちゃん」を植え付けました。高等部の生徒さんが指導役になり、つくったポット苗は12,500個!
6月の植栽に向け、皆で育てていきます。
ポット苗育苗中(令和3年5月14日)
高等部の生徒さんが毎朝水をやり、植え付けたポット苗は順調に育っています。
グラウンドへの植え付けは6月12日(土曜日)に行います。
グラウンドへの植え付け(令和3年6月12日)
順調に育ったポット苗をグラウンドに植え付けました。当日は天気にも恵まれ、全校児童生徒、保護者及び教職員が一丸となって作業を行うことができました。
今後教職員、高等部生徒が水やりや施肥などの育成管理を行い、9月には緑一面の芝生グラウンドが完成する予定です。
芝生育成中(令和3年7月13日)
植え付けから1か月で芝生は順調に成長し、大分緑が目立つようになってきました。
今日から芝刈りを行います。
適切な頻度で刈り込まれた芝生は密度が高くなり、擦り切れや病害への耐性も高まります。
芝生育成中(令和3年8月16日)
植え付けから2か月でグラウンド全体が芝生で覆われました。
9月には芝生開きができる予定です。
この日は雨だったので、芝生にアマガエルがいました。芝生は小さな生き物のすみかとなり、生物多様性の維持に寄与します。
芝生開き(令和3年9月1日)
ついに芝生開きの日を迎えました。
児童生徒たちは芝生に触ったり、寝っ転がったりしてふかふかの芝生を楽しみました。
これまでは体育館での運動が主でしたが、思いっきり走れる芝生のグラウンドができたので、外で過ごす時間も増えそうです。
今後は児童生徒たちが維持管理に参加しながら、授業等で使っていきます。
自分たちの手でグラウンドを芝生化できたので、グラウンドや学校に対する愛着も深まることでしょう。
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