南アルプス学会
最新情報
令和6年度南アルプス学会研究助成の採択者決定
令和6年度は21件の応募があり、南アルプス学会運営委員会での厳正な審査の結果、以下の8件が採択されました。
代表研究者 |
所属機関 |
研究タイトル |
---|---|---|
谷口 ジョイ |
静岡理工科大学 情報学部 |
南アルプス井川における消滅危機方言の記録保存と継承 |
高見 泰興 |
神戸大学大学院 人間発達環境学研究科 |
南アルプス深南部におけるオサムシの三つどもえ交雑帯の実態解明 |
糟谷 大河 |
慶應義塾大学 経済学部 生物学教室 |
南アルプス地域の線状凹地に形成された池の成り立ちと菌類相・珪藻 相の変遷を探る |
楠城 一嘉 |
静岡県立大学 グローバル地域センター 自然災害研究部門 |
静岡県北部の地殻活動と湧水から南アルプスを把握するプロジェクト |
相原 隆貴 |
筑波大学 生命環境科学研究科 |
本州中部山岳の南端における樹木の遺伝的分化と森林形成の歴史 |
一色 智仁 |
東北大学大学院 |
南アルプスにおける山岳建築の歴史 |
外立 ますみ |
常葉大学 造形学部 |
井川地区の民具収集・研究プロジェクト 2 |
片岡 利文 |
東京都立大学 牧野標本館 |
次世代DNAバーコードによる南アルプス固有新種の探索 |
南アルプス学会について
「南アルプス学会」とは
ユネスコエコパークに登録され、世界の宝である南アルプスの自然環境と人々の営みによって受け継がれてきた文化を人類共通の資産としてより良い形で未来に引き継ぎ、調査研究と保全活動の定着のほか、地域の風習、文化の継承、地域にふさわしい産業の振興等を一体として目指す、いわば風土を再発見するための学問である「南アルプス学」の構築を目的として、令和4年2月に設立されました。
学会構成員
県内外の多彩な専門分野の研究者に、行政機関、地域活動者を加えた総勢22名で構成されています。
研究助成について
研究助成採択者
【令和5年度】
代表研究者 |
所属機関 |
研究タイトル |
---|---|---|
赤穗 雄磨 |
北陸先端科学技術大学院大学 先端科学技術研究科 |
南アルプス地域におけるエスノスケープの保全に着目した冒険観光の可能性 |
東城 幸治 | 信州大学 学術研究院理学系(生物科学) | 南アルプス形成に関わる水生昆虫類の遺伝的分化・分子系統地理的研究 |
張 曼青 | 京都大学フィールド科学教育研究センター | 南アルプス農山村地域の生業変容を生きる女性たちの生活史研究-伝統焼畑農法と雑穀文化の維持に着目しながら- |
外立 ますみ | 常葉大学 造形学部 | 井川地区の民具収集・研究プロジェクト |
小山 拓志 | 大分大学 教育学部 | 南アルプス高山帯における構造土の3次元地形モデルと形成過程 |
池ヶ谷 のり子 | 静岡県自然環境保護調査委員会菌類部会 | 県民参加型の南アルプス地域における菌類調査 |
米岡 克啓 | 東京都立大学大学院、牧野標本館 | 南アルプス地域におけるシダ植物の見逃された種多様性の解明 |
- 研究成果概要(赤穂 雄麿) (PDF 75.1KB)
- 研究成果概要(東城 幸治) (PDF 714.2KB)
- 研究成果概要(張 曼青) (PDF 128.8KB)
- 研究成果概要(外立 ますみ) (PDF 167.2KB)
- 研究成果概要(小山 拓志) (PDF 308.2KB)
- 研究成果概要(池ヶ谷 のり子) (PDF 92.1KB)
- 研究成果概要(米岡 克啓) (PDF 136.0KB)
(終了しました)令和6年度南アルプス学会研究助成の募集
【応募資格】
(1)教育機関・研究機関等に所属する教員又は研究員
(2)大学・大学院生
(3)その他「南アルプス学」の探求に意欲・関心のある方
【助成内容】
一件あたり50万円以内
助成対象経費を全額助成
【募集締切】
令和6年3月29日(金曜)(必着)
【研究期間】
原則1年以内(令和7年2月末まで)
最大3年まで可能(ただし1年ごとに審査を必要とします)
【お申し込み・お問い合わせ】
南アルプス学会 事務局
ふじのくに地球環境史ミュージアム 企画総務課
電話 :054-260-7111
メール:museum-kikaku@pref.shizuoka.lg.jp
南アルプス・自然と文化の資料集
「南アルプス・自然と文化の資料集」では、南アルプス学の発展と当該地域の魅力発信につなげるため、南アルプスに関する情報を集約・公開しています。
南アルプス情報のリンク集
南アルプスに関する情報にアクセスできる便利なサイトを紹介します。
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南アルプスデータセンター(外部リンク)
南アルプスユネスコエコパークに関する情報ページ。パンフレットなどの一般向け資料だけでなく学術論文・調査報告書などの研究者や観光ガイド、教育関係者などの利用を想定した専門性の高い資料も公開している。静岡市が2007年に作成した「南アルプス学・概論」もダウンロード可能。「南アルプス学・概論」の資料編では、当該地域に関する様々な文献情報がまとめられている。 -
山岳写真データベース(外部リンク)
公益社団法人日本山岳会自然保護委員会が運営するサイト。南アルプスを含む日本中の山岳写真を収集・公開している。例えば「リストから探す」ページで山域名を「赤石岳」として検索すると、1980年から2013年までに撮影された18件の赤石岳の写真を一覧で見ることができる(2024年9月時点)。「地図から探す」ページで、地図上から写真を見たい山域を選択することもできる。 -
南アルプスの宝箱 南アルプス魅力発信・環境学習サイト(外部リンク)
静岡県自然保護課が運営するサイト。南アルプスの魅力発信と環境教育での活用を目的としており、南アルプスの写真の投稿・閲覧や、当該地域に関する解説動画など南アルプスを知ることができる様々なコンテンツを公開している。例えば「学ぶ」ページでは、クイズ形式で南アルプスについて体系的に学ぶことができる学習プログラムを体験できる。
南アルプス学術データベース
南アルプスに関する調査研究データをリスト形式で公開します(作成中)。
南アルプス学会研究助成の成果報告
南アルプス学会研究助成採択者の研究成果を紹介します(作成中)。
過去情報
第1回南アルプス学会シンポジウム
「南アルプス学会(事務局:県自然保護課)」では、ユネスコエコパークに登録され世界の宝である南アルプスの探求と魅力発信のためシンポジウムを開催します。
【名称】第1回南アルプス学会シンポジウム「南アルプスの探究,ここから始まる」
【日時】2/19(日曜)13時30分~16時00分
【場所】ふじのくに地球環境史ミュージアム(静岡市駿河区大谷5762)
【内容】
<基調講演>「南アルプスにおける研究の魅力」
増沢 武弘(静岡大学 名誉教授/南アルプス学会 顧問)
「南アルプスにおける研究の魅力」
<話題提供>
石塚 浩史(静岡市ユネスコエコパーク推進担当課長/南アルプス学会 委員)
「静岡市の南アルプス学・概論の紹介」
岸本 年郎(ふじのくに地球環境史ミュージアム 教授/南アルプス学会 委員)
「南アルプスの生きものは何が面白いのか?」
岸本 誠司(東北工業大学 教授/南アルプス学会 委員)
「南アルプス学に期待する新しい価値とつながり」
<パネルディスカッション>『南アルプスの探究,ここから始まる』
◯コーディネーター
佐藤 洋一郎(ふじのくに地球環境史ミュージアム 館長/南アルプス学会 会長)
◯パネリスト
増沢 武弘(静岡大学 名誉教授/南アルプス学会 顧問)
岸本 年郎(ふじのくに地球環境史ミュージアム 教授/南アルプス学会 委員)
岸本 誠司(東北工業大学 教授/南アルプス学会 委員)
田嶋 太(静岡市環境局長)
シンポジウム当日の動画を掲載しました。以下のリンクをご覧ください。
- 増沢武弘(静岡大学名誉教授)「南アルプスにおける研究の魅力」(外部リンク)
- 石塚浩史(静岡市エコパーク推進担当課長)「南アルプス学・概論」(外部リンク)
- 岸本年郎(ふじのくに地球環境史ミュージアム 教授) 「南アルプスの生きものは何が面白いのか」(外部リンク)
- 岸本誠司(東北工業大学 教授)「南アルプス学に期待するあたらしい価値とつながり」(外部リンク)
- パネルディスカッション(外部リンク)
- 第1回南アルプス学会シンポジウム開催チラシ (PDF 1.6MB)
設立総会
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このページに関するお問い合わせ
スポーツ・文化観光部ふじのくに地球環境史ミュージアム
〒422-8017 静岡市駿河区大谷5762
電話番号:054-260-7111
ファクス番号:054-238-5870
museum-kikaku@pref.shizuoka.lg.jp