ブロック塀の耐震化
コンクリート製のブロックを積み上げて造るブロック塀は、住宅などの敷地を囲う塀としてごく一般的なものであり、私たちの身近に数多くあります。

ブロック塀は一見すると丈夫そうですが、中には造り方や経年劣化によって地震に対する安全性に欠けるものがあります。平成30年6月の大阪北部地震では、道路沿いのブロック塀が倒壊し、通行中の小学生が下敷きになって命を失いました。令和6年1月の能登半島地震でも、多くのブロック塀が倒壊しました。
敷地と道路の境界に造られたブロック塀が万が一倒壊したら、通行中の第三者に被害が及ぶおそれがあります。特に避難路や通学路などに面したブロック塀が危険なものであったら、それは地域に住む人々の安全に大きくかかわる問題です。
皆さんのお宅にあるブロック塀は、安全なものですか? 少しでも不安を感じたら、まずはブロック塀の点検を行いましょう。
ブロック塀の点検
これまでに地震で倒壊したブロック塀は、基礎や鉄筋などについてブロック塀の基準を満たさないものや、長年の間に雨水などで劣化したものです。お宅にあるブロック塀がそのような状態に該当しないか、以下の5つの点検項目を確認しましょう。
ブロック塀の点検項目
地面からの高さが2m以下であること

- ただし、ブロックの厚さが15cm以上ある場合は、高さが2.2m以下であること
塀の高さが1.2mを超えている場合、塀の長さ3.4m(ブロック8個)ごとに塀を横から支える「控え壁」があること

- 控え壁は塀から40cm以上突き出していることが必要です。
足元に頑丈なコンクリートの基礎があること

- ブロックで造られた基礎は頑丈とは言えません。
- 基礎の深さは地面から30cm以上あることが必要です。(40cm以上が望ましい。)
ブロック塀の内部に鉄筋が入っていること

- 鉄筋の間隔は縦・横とも80cm以下であることが必要です。(縦の鉄筋の間隔は40cm以下が望ましい。)
- 確認するためには「鉄筋探査機」という機材が必要です。県または市町の窓口にお問い合わせください。
塀に傾きやひび割れ、内部の鉄筋の錆びなどの劣化がないこと

- ブロックの上部や継ぎ目から雨水が入り込むと内部から劣化が進みます。
- 鉄筋の入っているところに沿ってブロックが茶色ににじんでいたり、はじけていたら、内部の鉄筋が錆びています。
5つの点検項目のうち1つでも適合しないことがあるブロック塀は、地震の際に倒壊する可能性がある危険なブロック塀です。耐震化について、県または市町の窓口にご相談ください。
5つの点検項目のすべてに適合している場合には、現在のところお宅のブロック塀は安全であるといえます。ただし、今後の劣化(傾き、ひび割れ、錆びなどの発生)にはご注意ください。
ブロック塀の耐震化に対する助成
危険なブロック塀の耐震化を図る手立ては、以下の3とおりです。
- 耐震改修:危険なブロック塀を改修し、地震に対して安全なものにする
- 建替え:危険なブロック塀を取り壊し、地震に対して安全なものに造り替える
- 除却:危険なブロック塀を取り壊す
これらの耐震化に要する費用を、国・静岡県・静岡県内の市町が協調して助成します。ブロック塀が面する道路等の種類に応じ、2つの支援事業を用意しています。
ブロック塀等の安全確保事業(避難路沿道等)
次のいずれかに面する危険なブロック塀を対象とします。
- 市町の地域防災計画または耐震改修促進計画に位置付けられた避難路
- 市町の地域防災計画に位置付けられた避難地

- 建替えを行う場合、建替え後の塀をフェンスまたはフェンス付きブロック塀にすることが必要です。高さが60cm以下かつブロック2段積み以下のものを除き、ブロック塀への建替えは助成の対象になりません。
危険なブロック塀等の除却事業
避難路・避難地のいずれにも面していないが、倒壊した場合に道路通行人等の第三者に被害を与える可能性があるブロック塀について、除却する場合に限り対象とします。
問合せ・申込み先
ブロック塀が所在する市町に御連絡ください。
このページに関するお問い合わせ
くらし・環境部建築住宅局建築安全推進課
〒420-8601 静岡市葵区追手町9-6
電話番号:054-221-3079
ファクス番号:054-221-3567
kenchikuanzen@pref.shizuoka.lg.jp
