草柳大蔵氏紹介
草柳大蔵氏の経歴等
- 大正13年(1924年)横浜生まれ。
- 昭和23年、東京帝国大学法学部政治学科卒業。
- 雑誌編集者等を経て、大宅壮一氏に2年間師事。
- サンケイ新聞経済部記者ののち、昭和33年にフリーランサーとなり、週刊誌の草創期に取材・執筆の「草柳グループ」を率いて活躍。
- 昭和37年頃から評論家としての、人物論、芸術論、社会時評、ルポルタージュなどの著作活動のほか、マスコミ界を中心に多彩な活動を続け、現在に至る。
- 昭和59年にNHK放送文化賞受賞。内外調査会理事、NHK経営委員、本県の「人づくり百年の計委員会」の会長等を歴任。
- 平成14年7月22日ご逝去。
主要著書
- 『現代王国論』『官僚王国論』『実録満鉄調査部』『内務省対占領軍』『日本解体』『ひとは生きてきたようにしか死なない』『花は天にむかって活けよ』『さらば状況主義国家』ほか多数。
- 『礼儀覚え書』(グラフ社)
- 『午前8時のメッセージ』(静岡新聞社)
草柳先生を悼む(知事コメント)
知事コメント
先生が体調を崩されご療養中であるが、順調に回復中と伺っておりましただけに、急なご逝去の報に人生の無常を強く覚えます。
静岡県が県政の最重要課題として「人づくり」に取り組む中で、草柳先生には、「人づくり百年の計委員会」の会長として内容の濃い実践的な提言を纏めていただきその周知活動の先頭に立っていただいておりました。
これから先生のその幅広く深い見識と豊かでみずみずしい感性に裏付けられたお話を、もう拝聴できないと思うと誠に残念でなりません。
これまでの本県における先生の御功績に対し、深く敬意と感謝を申し上げます。
謹んで哀悼の意を表し、心からご冥福をお祈り申し上げます。
平成14年7月26日
静岡県知事石川嘉延
人づくりへの草柳先生の思い
人づくり情報「意味ある人」で紹介している「人づくりちょっといい話」は、草柳先生が、ラジオ番組で話された内容をまとめた本(「午前8時のメッセージ99話」「続午前8時のメッセージ99話」いずれも静岡新聞社)から引用しています。草柳先生の人づくりへの思いが伝わってきます。
静岡県立中央図書館「草柳大蔵コーナー」
県立中央図書館に「人づくり百年の計委員会」会長故草柳大蔵氏の蔵書を集めた「草柳大蔵コーナー」があります。7,148冊の蔵書は、平成15年3月に草柳氏の夫人アキ氏から県に寄贈されたものです。
蔵書は、社会科学(政治・経済・社会学など)、人文科学(歴史・伝記・芸術など)の分野と中心として、草柳氏の活動を反映し多岐にわたっています。中には、草柳氏が、著書「実録満鉄調査部上・下」(1983年朝日新聞社刊)を執筆するにあたり、参考資料にした1927年発行の「満州読本」(満鉄東亜経済調査局著、南満州鉄道株式会社東亜経済調査局発行)などの貴重なものもあります。
平成16年10月30日(土曜日)から蔵書の利用は、館内閲覧のみとなりました。
平成15年5月6日、同図書館で開催されたオープニングセレモニーには、アキ氏と石川嘉延知事、鈴木善彦県教育長が出席し、アキ氏には、石川知事から感謝状が手渡されました。
関連情報
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