飛行機やドローンなどから地表や構造物をレーザー照射して取得する「3次元点群データ」。県は県内ほぼ全域をスキャンしたデータを保存しており、誰でも使えるオープンデータとして公開しています。膨大な点の集まりによって静岡県が3Dで丸ごと再現された「バーチャル静岡」は無限の可能性を秘めており、災害対策やインフラ工事の他、あらゆる分野での利活用が進んでいます。
3次元点群データだからできる!
データの計測と取得方法
表面データと地形データの両方を測定
3次元点群データは、航空写真では撮影できない土地の形状を捉えることができる他、各点に座標情報があるため、バーチャル空間上で対象物の大きさや距離などを正確に計測することが可能です。また、データはホームページからダウンロードすることができ、個人や企業が自由に加工しても問題ありません。
さまざまな分野で期待されています!
●災害対策・防災
災害発生前後の分析、津波や河川氾濫シミュレーションの3D化など
●測量・設計
公共事業のコスト削減、景観検討に向けたツールの作成など
●交通
自動運転のシミュレーションなど
●観光・ゲーム
観光地のVR体験化、バーチャル空間をゲームフィールドとして活用など
海外のクリエイターも活用しています!
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▲パブロさんが静岡県の3次元点群データを
活用して製作したレーシングゲーム -
The best publicly available MMS dataset, both due to its extensive coverage and its high density and qaulity of colorling.
静岡県が公開しているデータは、その広範なエリアと高密度で高品質なカラーリングにより、一般公開されているデータセットの中で最も優れています。
ゲームクリエイター パブロさん(スペイン在住)
データの利活用でみんなの生活が豊かに!
●すでに県内で進んでいる事例の一部を紹介します。
災害時の復旧
災害前のデータと災害後の現地踏査の結果を比較することで災害規模を把握しやすくなり、従来より早期に復旧計画を進めることができるようになりました。
バーチャル観光や遺跡・文化財の調査
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- 体験者とガイドが同一のVR空間に入り込み、自由な視点で体感するツアーが可能に。画像は伊豆ジオサイトをバーチャル観光できるアプリ。
世界では…
フランスのノートルダム大聖堂が火災に遭った際、3次元点群データが保存されていたため、早期の修復が可能になりました。
しずおか自動運転Show CASEプロジェクト
沼津市、松崎町、掛川市で行われている自動運転によるバス路線の維持に向けた実証実験で、3次元点群データが活用されています。
問い合わせ/県建設政策課未来まちづくり室 TEL/054(221)2497 Eメール/mirai@pref.shizuoka.lg.jp
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