南海トラフ地震が来る!あなたの行動と緊急消防援助隊が「命」を守る/県民だより2022年9月号

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ページID1043547  更新日 2023年1月26日

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甚大な被害が予想され、いつ起こってもおかしくない南海トラフ地震。迅速かつ的確に対応できるよう、静岡県で過去最大規模の訓練が行われています。この機会に、地震の特徴や、必要となる行動・準備を知り、いざという時に命を守ることができるよう、備えておきましょう!

知っておきたい!南海トラフ地震の特徴

イラスト:南海トラフ地震の特徴

想定震源域が広い南海トラフ地震では、東側と西側の地盤が別々に割れるケースがあることから、巨大地震が時間差で連続して発生する恐れがあります。一度大きな地震が来た後、このような現象を察知して発令されるのが「南海トラフ地震臨時情報」です。発令から2週間以内は再び大きな地震が発生することがあるため、情報のレベルに合わせて、適切な行動をとる必要があります。

南海トラフ地震についてマンガで分かりやすく解説!

写真:漫画 南海トラフ地震 その日が来たら…

南海トラフ地震について、マンガで分かりやすく解説!

「南海トラフ地震臨時情報」が発表されたら…

イラスト:大きな地震が発生 発生から5~30分で気象庁が「南海トラフ地震臨時情報(調査中)」を発表 最短2時間程度で南海トラフ地震臨時情報「警戒」「注意」「調査終了」のいずれか発表

全国初!南海トラフ地震を想定した「緊急消防援助隊全国合同訓練」

おおむね5年に1回、全国の緊急消防援助隊が一堂に会して行ってきた「緊急消防援助隊全国合同訓練」。第6回となる今年は、静岡県を中心に、南海トラフ地震を想定した初めての訓練が、過去最大規模で行われています。すでに7月に行われた図上訓練と、11月に行われる実動訓練についてお知らせします。

「緊急消防援助隊」とは?

災害時は全国から集結! 大規模災害や特殊災害が発生した場合、被災地の消防機関だけでは対処できないことがあります。そのようなとき、被災地とは異なる都道府県から応援に駆けつける消防部隊を「緊急消防援助隊」といいます。平成7年の阪神・淡路大震災の教訓を踏まえて創設され、以降定期的に合同訓練を行っています。

全国訓練のPR動画が公開されています

図上訓練 7月27日(水曜日)

災害が発生した想定で地図や見取り図に書き込みをしながら、災害の全体像や該当する地域の危険性を把握するシミュレーション訓練です。当日の早朝に想定情報が伝えられ、静岡県庁など、参加機関の各所で訓練を行いました。

イラスト:南海トラフ地震(先発地震、後発地震)が時間差で発生

写真:訓練の様子1
複数の機関が参加して実施
写真:訓練の様子2
実際の災害時と同じように各方面へ連絡

訓練想定

  • 遠州灘を震源とする「M8クラスの先発地震」が発生した後、四国沖を震源とする「M8クラスの後発地震」が発生。静岡県のほか複数の県で最大震度7を観測。
  • 太平洋沿岸部を中心に広範囲で津波浸水、内陸部では土砂災害、火災などの甚大な被害が発生。

参加機関

静岡県、和歌山県、高知県、宮崎県、関係市町、関係消防本部、消防庁など

訓練に参加して

事前に内容を明かさないブラインド方式の訓練で、本番さながらの緊張感がありました。実際の災害時に緊急消防援助隊の応援を円滑に受けられるよう、今後も訓練を積み重ねていきます。

写真:泊 裕輝さん
県消防保安課 泊 裕輝さん

実働訓練 11月12日(土曜日)・13日(日曜日)

全国46の各都道府県から緊急消防援助隊や自衛隊などが静岡県に参集。南海トラフ地震を想定した地震・津波災害対応訓練、土砂災害救出訓練などが行われます。
 

写真:全国から約700台の消防車が参加 空・海からも応援部隊が参加 総勢、史上最多の約3000人が参加!

  • メイン会場/富士山静岡空港西側県有地(島田市、牧之原市)
  • サブ会場/遠州灘海浜公園建設予定地(浜松市)
  • サテライト会場/一般社団法人日本建設機械施工協会施工技術総合研究所(富士市)、県消防学校(静岡市)、ENEOS株式会社清水油槽所(静岡市)、安田造船所(下田市)など

一般公開も予定しています!

みんなで減災!

南海トラフ巨大地震の犠牲者を一人でも少なくするために

県は2013年~2022年の10年間で、想定される南海トラフ地震の犠牲者を8割減少させる「静岡県地震・津波対策アクションプログラム2013」を推進し、住宅耐震化、防潮堤整備、避難先の確保など全国トップレベルの対策を行ってきました。犠牲者をあと1割減らすためには、皆さんの早期避難が必要になります。緊急時には、近隣の津波避難タワー津波避難ビルへ早急に避難をお願いします。

表:県の減災目標

1週間分の食料確保も!

写真:袴田 充哉さん
県危機政策課 袴田 充哉さん

災害時と臨時情報発表時はともに物資の不足が予想されます。
有事の際に慌てないよう、日頃から1週間の備蓄を心掛けましょう。

問い合わせ

  • 南海トラフ地震について 県危機政策課
    電話/054(221)3731 ファクス/054(221)3252
  • 訓練について 県消防保安課
    電話/054(221)2926 ファクス/054(221)3327

このページに関するお問い合わせ

知事直轄組織知事戦略局広聴広報課
〒420-8601 静岡市葵区追手町9-6
電話番号:054-221-2231
ファクス番号:054-254-4032
PR@pref.shizuoka.lg.jp