平成24年6月県議会定例会知事提案説明要旨5-1
平成24年6月県議会定例会知事提案説明要旨
【5.当面する県政の諸課題】(1)本県経済
次に、当面する県政の諸課題についてであります。
はじめに、本県経済についてであります。
本県の景気は、海外経済の減速や円高の影響等により、足踏み状態が続いているものの、個人消費は全体として持ち直しつつあります。4月の有効求人倍率は0.82倍となり、11か月連続で前月を上回りました。また、県内の完全失業者数は、1月から3月までの平均値で6万8千人となり、「静岡県雇用創造アクションプラン」策定時の平成22年実績数値8万2千人から、既に1万4千人改善しております。
しかしながら、欧州の債務危機を巡る不確実性が再び高まり、これらを背景とする景気の下振れリスクが依然として存在しております。こうした状況と併せて、夏場の電力供給の制約による企業活動の動向や、原油高の影響などにも注視しながら、引き続き的確な経済・雇用対策を展開してまいります。