平成28年9月県議会定例会知事提案説明要旨2-3
平成28年9月県議会定例会知事提案説明要旨
【2.県政の概要】(3)建築物の耐震化
次に、建築物の耐震化についてであります。
熊本地震では、住宅をはじめ店舗などの建築物が倒壊するなど大きな被害を受け、建築物の安全性に対する県民の関心は高まっております。この機会を捉え、市町と連携して、建築物の耐震化を加速化していく必要があります。
このため、住宅につきましては、平成29年度までの緊急措置として、木造住宅の耐震化の必要性をPRしていただける耐震補強工事に対し、現行の助成額に、市町の助成も含めて最大30万円を上乗せし、耐震化を強力に進めてまいります。
また、旅館・ホテル等の多くの方々が利用する建築物につきましても、耐震化が急務であることから、中小企業者が行う建替、改修等の耐震化工事に対する現行の支援制度について、融資限度額を1億円から10億円へ拡大するとともに、融資期間の延長を行います。
これらの制度拡充に必要な経費を盛り込んだ補正予算案を本議会にお諮りしているところであり、今後、本制度の積極的な活用を促すことにより、建築物の耐震化を促進してまいります。