平成29年5月県議会臨時会知事提案説明要旨2-5
平成29年5月県議会臨時会知事提案説明要旨
【2.県政の状況】(5)最後に一言
最後に、一言申し上げます。
私は、平成21年7月の知事就任以来、「富国有徳の理想郷“ふじのくに”づくり」を基本理念に掲げ、「主役はオール県民である」との視点に立ち、県民幸福度の最大化に向けて、自ら現場に赴き、現場で学び、現場に即した政策を立てる「現場主義」に徹し、県政運営に取り組んでまいりました。
10年間の総合計画を、本年度までの実質7年1ヶ月に前倒しで仕上げることとし、大規模地震への万全の備え、「内陸のフロンティア」を拓く取組、新成長産業の育成と雇用創造など、後期アクションプランの実現に、総力を挙げて取り組んでまいりました。計画は順調に進捗しており、その総仕上げは視野に入っております。これもひとえに県議会をはじめ、県民の皆様の御理解と御協力の賜物と心から感謝を申し上げます。
また、平成25年6月の富士山の世界文化遺産登録を皮切りとして、茶草場農法の世界農業遺産登録や駿河湾の世界で最も美しい湾クラブ加盟など、これまでに1ヶ月に1件を上回るハイペースで、50件もの地域資源や人材群が世界的評価を得ております。正に、“ふじのくに”の立ち姿が現れつつあり、これまでの成果を継承し、世界に向けて“ふじのくに”静岡県を展開、発信する、新たなスタートを切るべき時が来ていると感じております。
日本の象徴である富士山を擁する地から、誰もが心の豊かさを感じ、多様なライフスタイルを選択し、幸せを実現できる、世界の人々から憧れを呼ぶ「ジャパニーズ・ドリーム」の拠点を創り上げていくため、引き続き、全身全霊を尽くしてまいりたいと思います。
以上、簡単ではございますが、私の説明を終わります。