患者への医療の提供

感染症法では、感染症患者に適切で良質な医療を提供するという観点から、新感染症及び1類～2類感染症については、国または県が基準に合致した医療機関を指定し、一般医療の延長として患者に対する入院治療を行うこととし、医療費負担は医療保険と公費で負担することなっています。

感染症類型と医療制度

感染症類型	主な対応・措置	医療体制	医療費負担
新感染症	入院	特定感染症指定医療機関(国が全国2箇所指定）	全額公費負担(医療保険の適用なし)
一類感染症	入院	第一種感染症指定医療機関(知事が県内1箇所指定）	医療保険適用(個人負担分を公費負担）
二類感染症	状況に応じて入院	第二種感染症指定医療機関(知事が原則2次医療圏に1箇所指定)	医療保険適用(個人負担分を公費負担）
三類感染症	特定業種への就業制限	一般医療機関	医療保険適用(自己負担あり)
四類感染症	媒介動物の輸入規制	一般医療機関	医療保険適用(自己負担あり)
五類感染症	発生動向の把握・分析・公表	一般医療機関	医療保険適用(自己負担あり)

県内第一種感染症指定医療機関

静岡市立静岡病院【必要病床数：2指定病床数：2】

県内第二種感染症指定医療機関(10病院46床)

二次医療圏	病院名	所在地	指定病床数
賀茂	下田メディカルセンター	下田市	4
熱海伊東	国際医療福祉大学熱海病院	熱海市	4
駿東田方	裾野赤十字病院	裾野市	6
富士	富士市立中央病院	富士市	6
静岡	静岡市立静岡病院	静岡市	4
志太榛原	市立島田市民病院	島田市	6
中東遠	中東遠総合医療センター 磐田市立総合病院	掛川市 磐田市	4 2
西部	国民健康保険佐久間病院	浜松市	4
西部	浜松医療センター	浜松市	6