世界エイズデー「UPDATE!エイズ治療のこと,HIV検査のこと」
1.要旨
12月1日はWHO(世界保健機関)が定めた「世界エイズデー」です。その前後の1週間(11月28日~12月5日)はエイズ予防週間となります。
現在、HIV/エイズに関する取組は、大きな転換期となっています。
治療法の進歩によりHIV陽性者は、治療の早期開始・継続によりエイズの発症を防ぐことができ、HIVに感染していない人と同等の生活を送ることが期待できるようになりました。また、治療を継続して体内ウイルス量が減少すれば、HIVに感染している人から他の人への感染リスクが大きく低下することも確認されています。
しかし、現状はそうした変化が正確な情報として十分に伝わっているとは言えません。現在もなお、有効な治療法が無い死に至る病という認識でとどまっている人も多くいます。エイズのイメージを変えることやエイズ検査の重要性を伝え、「心配だな」「もしかして・・」と思ったら、検査を受けてもらうため、静岡県富士保健所(富士健康福祉センター)では、啓発活動や相談・検査を行っています。
2.富士保健所での取組
- 啓発
- 静岡県富士総合庁舎のロビーで、ポスター等の展示(12月3日~27日)
- 街頭キャンペーン(12月4日実施済み)
- 検査
毎月2回、事前予約制で、無料・匿名でHIV検査を実施(12月は、12日(水曜日)午前中と20日(木曜日)夜間の2回)
検査は当日中に結果が分かる迅速検査 - 相談
HIV/エイズ・肝炎に関する相談(随時)
相談及び検査予約:医療健康課0545-65-2206
相談受付時間:平日(月~金)の午前8時30分~午後5時15分
3.その他
<HIV感染者・エイズ患者の概要等>
- 平成29年に報告された日本国内の新規HIV感染者は976人(平成28年:1,011人)で、感染に気づかずにエイズを発症して報告された新規エイズ患者は413人(平成28年:437人)でした。
- 静岡県では、平成29年に報告された新規HIV感染者は11人(平成28年:15人)、新規エイズ患者は8人(平成28年:7人)でした。
このページに関するお問い合わせ
富士健康福祉センター
〒416-0906 富士市本市場441-1
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