静岡県・浙江省友好提携35周年(2017年)

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ページID1011608  更新日 2024年5月27日

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2017年は、本県と中国・浙江省との友好提携35周年、また日中国交正常化45周年を迎える節目の年です。
静岡県と浙江省は1982年4月の友好提携以来、30年以上にわたり経済、文化、環境など幅広い分野における交流を積極的に促進し、相互理解と友情を深めてきました。
富士山静岡空港からは、浙江省・杭州(こうしゅう)市や寧波(ねいは)市まで定期便が就航しています。

友好提携の経緯

1972年に日中国交正常化が実現して以来、両国における産業、経済の交流が活発化する中で、地方公共団体レベルの友好交流も進展しました。
静岡県においても、産業界等と検討を行い、国交正常化10周年に当たる1982年に、4月20日に浙江省と友好提携を結び、より一層友好協力関係を推進することとなりました。
浙江省は、本県特産の茶、ミカンのふるさととも言われるように、本県とゆかりが深い土地です。また、温暖な気候や、長い海岸線を有することなど、本県との共通点も多いことなどから交流にふさわしいとして選定されました。

浙江省について

人口約5,500万人の浙江省は上海市の西南に位置し、東シナ海に面した自然豊かな土地で、温暖な気候と豊富な降水量を生かして、お茶やミカンの栽培、稲作や養蚕が盛んです。省都である杭州市で栽培される「龍井(ろんじん)茶」は、中国10大銘茶に数えられる高級茶です。
観光名所も多く、世界文化遺産に登録された西湖(せいこ)や南宋の五山と呼ばれる寺(径山(きんざん)、霊隠(れいいん)、天童(てんどう)、浄慈(じょうじ)、阿育王(あいくおう))などが有名です。


写真:西湖

2011年世界文化遺産に登録された西湖(杭州市)


写真:茶園

聖一(しょういち)国師が浙江省から茶の種子を持ち帰り、静岡市葵区に植えたのが静岡茶の始まりと言われています


(写真提供:杭州市旅游委員会)

2017年の主な交流(予定)

35周年を記念する様々な行事が予定されています。(日程・内容は変更になる場合があります)

4月

1~9日:静岡県・浙江省「料理ウィーク」(静岡県)

2日:日本平桜マラソン(静岡県)※浙江省から選手が参加し、23.5km女子総合の部で潘紅(はん・こう)さんが優勝

4~6日:浙江省代表団来静(静岡県)

4~6日:日中青年代表交流(歴代参加者受入)(静岡県)

5~7日:西泠書画院名家作品展(静岡市民文化会館)

6日:静岡県・浙江省フォーラム(環境)(静岡県)

6日~12日:西湖風景版画展(静岡市清水文化会館マリナート)

5月

6~9日:

25日~7月24日:

8月

11日:

9~16日:

10月

  • 浙江省青少年民族芸術団友好公演(県内各学校等)
  • 21日:浙江省青少年民族芸術団浜北市民公演(浜松市浜北文化センター)

11月

  • 5日:杭州マラソン(浙江省)※静岡県から選手参加
  • 8~9日:日中青年代表交流(浙江省幼児教育視察団受入)(静岡県)
  • 11~14日:中青年代表交流(歴代参加者派遣)(浙江省)
  • 12~15日:静岡県代表団訪中(浙江省)
  • 14日:和の食試食会(浙江省)

交流の様子

交流事業の様子を紹介します。

記念式典

4月5日に記念式典が開催されました。

梁黎明(りょう・れいめい)副省長を団長とする浙江省代表団146人をお迎えしたほか、程永華(てい・えいか)中華人民共和国駐日本国特命全権大使にもご出席いただきました。

会場では、本県の誇るお茶やお花、富士山、浜名湖や文化力などをPRしました。

写真:会場の様子
式典には県省合わせて378人が参加
写真:団長と大使
静岡茶を味わう程大使(左)と梁副省長(中央)

写真:ロンジン茶
杭州名産・龍井茶の呈茶コーナー

静岡県・浙江省友好交流卓球大会

8月11日に、「静岡県・浙江省友好交流卓球大会」が開催されました。

本大会は、第1回大会を平成26年度に袋井市で、第2回大会を27年度に浙江省・湖州市で開催し、今回は静岡県武道館(藤枝市)において第3回大会の開催となりました。浙江省からは、バルセロナオリンピック卓球男子ダブルス金メダリストの呂林(ろ・りん)浙江省体育局副局長を団長とする47人の代表団が来静しました。

両県省から選抜された120人の小・中・高校生の選手たちは、大会を通じた技術向上はもちろんのこと、英語や翻訳アプリを使って会話を楽しむなど、本大会が両県省の将来を担う若者たちの交流を担う貴重な機会となりました。また、両県省の招待選手12人による白熱した代表戦も大いに盛り上がりました。

日中関係はいつも順風満帆とはいかないかもしれませんが、どんな状況でも地域間交流は絶やさず、「ピンポン外交」は両県省の友情と信頼を深める術のひとつとなりました。閉会式では、呂林団長から「ピンポン玉は小さいが、果たす役割は大きい」と両県省の卓球交流の意義を評価するご挨拶があり、選手や来場者の心に強く響きました。

写真:試合風景
大会に臨む選手たち
写真:集合写真
両県省の選手・総勢132人
写真:始球式
始球式でラリーする呂林団長と知事

静岡県代表団訪中

県議会、市町や、経済や文化などさまざまな分野で浙江省と交流する団体等で構成された、知事を団長とする合計465人の本県代表団が浙江省を訪問しました。

11月13日には、杭州市内の省人民大会堂で記念式典が開催されました。式典には、現地の県内進出企業関係者なども含めて静岡側から495人、浙江側からは413人が参加しました。

「静岡県と浙江省の交流深化に関する共同宣言」に知事と袁家軍(えん・かぐん)省長が署名したほか、35年間の交流が評価され、静岡県民を代表して知事が車俊(しゃ・しゅん)書記から「浙江省名誉省民」を受称しました。ほかにも、浙江省の青少年による素晴らしい歌やダンスが披露されたほか、会場では呈茶サービスが実施され、日中両団体がそれぞれの名産の茶を来場者に振る舞いました。

また、浙江省内の都市と交流のある市町が提携先各地を訪問し、それぞれの交流や記念式典に参加するなど、全県を挙げた交流を促進したほか、様々な分野の民間団による各交流先との交流や、県民を対象にした浙江省旅行ツアーが実施されるなど、官民一体となって記念事業を盛り上げました。

写真:式典
共同宣言への署名
写真:集合写真
式典の様子
写真:ダンス
歌やダンスで両県省の友好を表現

このページに関するお問い合わせ

知事直轄組織地域外交局地域外交課
〒420-8601 静岡市葵区追手町9-6
電話番号:054-221-3066
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