しずおか文化財ナビ 白隠禅師墓
- よみ
- はくいんぜんじはか
- 指定区分、指定種別
- 県指定/記念物 ・ 史跡
- 指定日
- 1954年1月30日
- 員数
- 一基
- 所在地
- 静岡県沼津市原128
- 一般公開有無
- 有
- 駐車場の有無
- 有
- 公開情報
所有者情報
- 松蔭寺
- 〒410-0312 静岡県沼津市原128
文化財の説明
【紹介資料】 松蔭寺の住職であった白隠禅師は、貞享2年(1685)に原宿の長沢氏の3男として生まれ、幼名を岩次郎といいました。15歳の時松蔭寺で出家し、19歳より旅に出て諸国を修行しました。500年に1人と言われるほどの名僧となり、その名は全国に知れ渡りました。「駿河には過ぎたるものが2つあり、富士のお山に原の白隠」とうたわれ、臨済寺中興の祖と仰がれるようになりました。また禅画にも堪能で、釈迦・達磨・観音などを好んで描きました。東海道を往来する大名の中には白隠に教えを乞う者や挨拶に立ち寄る者も多く、備前国岡山の藩主池田候から贈られた備前焼きのすり鉢の話は有名で「白隠のすり鉢」として現在も境内の松の上に残っています。白隠禅師は、明和5年(1768)84歳で亡くなり、松蔭寺に葬られました。
白隠の墓のある松蔭寺は、東海道原宿の街道沿いに位置しています。
山門は、この地方では他に例を見ない石瓦葺きで、白隠禅師の創建と伝えられています。
(静岡県教育委員会1997『静岡県文化財ガイドブック 中世以降の史跡』より)
地図情報
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