第13回伊豆文学賞 入賞作品決定

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ページID1044392  更新日 2023年1月11日

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伊豆をはじめとする静岡県を題材とする文学作品を公募した第13回伊豆文学賞の入賞作品が次のとおり決定しました。表彰式は11月6日(金曜)に、沼津市で行います。表彰式の後、「伊豆文学塾」を併せて行います。今回は、伊豆文学賞の審査員を務める 三木 卓 さん、村松 友視 さん、嵐山 光三郎 さん、太田 治子 さんの4人の作家による座談会です。

1 審査結果

作品名 部門 氏名 居住地
最優秀賞 海煙(かいえん) 小説 土橋(どばし) 章宏(あきひろ) 東京都練馬区
優秀賞 タバコわらしべ 小説 根室(ねむろ) 総一(そういち) 東京都杉並区
優秀賞 守り氷 小説 冨岡(とみおか) 美子(よしこ) 千葉県千葉市
佳作 駿府瞽女(すんぷごぜ)、花(はな) 小説 萩原(はぎわら) 由男(よしお) 静岡県静岡市
佳作 三島宿 小説 龍造寺(りゅうぞうじ) 信(しん) 米国カリフォルニア州

2 最優秀賞受賞者のコメント

受賞の知らせを聞いて

胸がいっぱいです。伊豆にはよく釣りに行っている、なじみのある土地で、そこを題材にしたものを書きたいという気持ちがありました。書いてきて本当に良かったと思います。

伊豆文学賞応募の動機や伊豆とのかかわり

伊豆半島でよく釣りをしており、海の美しさと資源の豊かさを小説に盛り込めれば、と思いました。「老人と海」のような小説を書いてみたくて、応募しました。

作品にこめた思い

人生にはたまに休憩時間のような瞬間が訪れるが、そんな時に来し方をゆっくり考え、過去を整理し、また人との絆をとり戻していくことができれば良いなぁ、という思いです。

3 審査員のコメント

応募作品について

  • 時代小説が多いが、説明のような部分が多く、こなしきれていない感がある。
  • 現代小説は、題材はまだまだたくさんある。今、活気のあるものを生き生きと躍動感を持って描いて欲しい。小説にこだわらず、そのような題材の随筆も読みたい。

最優秀賞受賞作品について

  • 主人公とブーヤンの男同士の関係と、2人が抱える女性の問題がユーモアをこめて展開されているのが面白い。
  • この作者は釣り以外のことを題材にしても、面白い作品が書けると思う。釣りをしない読者でも、楽しく読むことができる作品である。

4 審査員

三木 卓(第69回芥川賞受賞、芸術院会員)
村松 友視(第87回直木賞受賞)
嵐山 光三郎(第58回読売文学賞受賞)
太田 治子(第1回坪田譲治文学賞受賞)

5 賞

  • 最優秀賞 賞金 100万円、記念品、「伊豆半島滞在券」
  • 優秀賞 賞金 20万円、記念品
  • 佳作 賞金 5万円、記念品

6 募集結果

応募総数

219編(小説177編、随筆36編、紀行文6編)

年代別応募数

10代 20代 30代 40代 50代 60代 70代 80代 90代 不詳

0

13

27

29

50

41

48

8

1

2

居住地別応募数

静岡県 愛知県 東京都 神奈川県 埼玉県 その他

119

6

23

34

6

31

7 第13回の特徴

  • 静岡県在住者からの応募は全体の54.3%(前回47.2%)を占めた。
  • 海外在住者から2件の応募があった。
  • 韓国人留学生からの応募があった。

8 入賞作品のあらすじ

次のリンクをクリックすると「あらすじ」ページを表示できます。

このページに関するお問い合わせ

スポーツ・文化観光部文化局文化政策課
〒420-8601 静岡市葵区追手町9-6
電話番号:054-221-2252
ファクス番号:054-221-2827
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