静岡県におけるキンメダイの資源管理について

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ページID1066968  更新日 2024年12月3日

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キンメダイについて

生態

 キンメダイは世界中の熱帯から温帯域の水深200~800m前後の海山や陸棚縁辺部に分布しています。我が国の太平洋側の海域では重要な漁獲対象資源として利用されており、関東沿岸から伊豆諸島周辺にかけて最大のキンメダイ漁場となっています。

回遊

 標識放流の結果から、伊豆東岸沖のキンメダイの多くはこの海域に滞留していますが、一部のキンメダイは、伊豆諸島南部海域、高知県沖、南西諸島沖まで大きく移動することがわかっています。

産卵期・産卵場

 産卵期は、相模湾から伊豆諸島周辺海域では6~10月で、最盛期は7~8月とされています。産卵場は、関東沿岸、伊豆諸島周辺海域、小笠原沖などの成魚が生息する海域で広範囲にわたります。

成長・成熟

 1歳で19cm、2歳で22cm、3歳で25cm、4歳で28cm、5歳で30cm、10歳で39cm前後に成長します。4~5歳で産卵を開始し、20年以上経過して標識魚が再捕されたことがあるため、寿命は20年以上です。

キンメダイの写真
キンメダイ

自主的な資源管理について

 本県におけるキンメダイを対象とする漁業種類には、主に底立てはえ縄漁業、立縄漁業、樽流し漁業があり、それぞれの漁業において自主的な資源管理を行っています。

自主的資源管理措置

 伊豆東岸と御前崎沖の漁場を利用するキンメダイ漁業者は、キンメダイ資源を長く利用するため、以下の自主規制について取り決めをしています。

  • 全長28cm(体重300g)以下は再放流
  • 水深200m以浅の大陸棚での操業自粛
  • 夜間操業の自粛
  • 漁具の制限(針数・縄数制限)
  • 操業時間の制限
キンメダイ漁に関する取り決めの画像
キンメダイ漁に関する取り決め

遊漁に関するルール

 キンメダイ釣りを含め、静岡県海面で遊漁を行う場合には、資源管理のためのルールや取り決めがあります。詳しくは以下のページをご覧ください。

資源管理協定の策定

 関係漁業者間で資源管理協定を策定し、それに基づいた資源管理を行っています。協定については、以下のページを御覧ください。

このページに関するお問い合わせ

経済産業部水産・海洋局水産資源課
〒420-8601 静岡市葵区追手町9-6
電話番号:054-221-2696
ファクス番号:054-221-3288
suisanshigen@pref.shizuoka.lg.jp