天竜農林局鳥獣害対策
西部北遠地域の鳥獣害に対する取組状況
鳥獣害対策連絡会
西部地域鳥獣害対策連絡会は、平成20年10月8日に管内の農業協同組合・森林組合・猟友会・鳥獣保護管理員・行政機関を構成員として設立され、イノシシ、ニホンジカ、サルなどによる農林業被害の防止対策の連携、情報の共有化を進めています。
また、浜松市が設立した浜松地域鳥獣被害対策協議会と連携し、集落が主体となった被害防止対策への支援、鳥獣被害対策の周知啓発活動も行っています。
浜松市天竜区におけるCSF(豚熱)対策
野生イノシシへCSF(豚熱)ウイルスの抗体を付与するため令和元年9月から、野生イノシシへの経口ワクチンの散布を実施しています。令和3年度には、野生イノシシに対する経口ワクチンの散布(前期:7~9月、後期:2~3月)を実施するとともに、感染源となる野生イノシシの生息密度を下げるための捕獲強化にも取り組みました。今後も引続き、まん延防止対策に取り組んでいきます。山林などに入られる方には、CSF(豚熱)ウイルス拡散防止(靴底などの土をよく落としてから帰るなど)に御協力をお願いします。
被害防止対策
浜松市天竜区における被害防止対策
浜松地域鳥獣被害対策協議会は、令和3年12月7日(火曜日)、熊幼稚園(天竜区熊)において、寸劇による鳥獣被害対策勉強会を開催しました。これは、人里に出て来る様々な動物や、動物による農作物の被害の様子、またその被害を防ぐ方法等を子供達に伝えていきたいと、平成23年度から協議会が行っているものです。市・県・農業協同組合等に所属する県鳥獣被害対策総合アドバイザー達が、森の動物や子供に扮し、いろいろな動物の生態や人間と野生動物がどのようにしたら共生できるかについて演じました。今後も、鳥獣被害地域におけるこのような取り組みを続けていく予定です。
令和3年12月9日(木曜日)、浜松市天竜区春野町領家地区の圃場で鳥獣被害対策の技術指導者育成研修を開催し、農林業者、農業協同組合職員、行政職員等19名が参加しました。当日は県農林技術研究所森林・林業研究センター職員を講師に、シカ、イノシシ及びハクビシン等小動物用の電気柵の設置実習を行いました。電気柵は、イノシシや小動物対策用のネット式電気柵を設置するとともに、シカ対策用として支柱を2.1mのものとし、支柱上部に4段の電気柵を設置しました。今後も引続き鳥獣被害対策の研修会を開催していきます。
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