警察行政職員
警察行政職員の仕事って?
警察行政職員の仕事は、警察組織を円滑に機能させるために警察の行政部門を担うものです。
警察官のように捜査活動や取締り活動を行うことはありませんが、その現場を支援する仕事や自ら企画立案する仕事を通して、警察官と共に県民の安全で安心な生活を守っているという充実感を得ることのできる仕事です。
例えばこんな仕事!
- 財産の管理や会計・給与などに関する経理事務
- 職員の採用、人事管理
- 遺失・拾得物事務
- 予算の要求、執行、管理
- 装備資機材の充実
- 情報技術革新への対応
- 働きやすい職場環境の整備
- 警察活動の広報
- 刑事事件に関する統計
- 犯罪現場から採取された指掌紋の照合
- 防犯活動や犯罪発生情報の提供に関する事務
- 交通に関する統計
- 交通安全教育、交通管制、交通反則に関する事務
- 運転免許証の交付等にかかる事務 ほか
警察行政職員のアレコレ
どうしたらなれる?
警察行政職員になるためには、静岡県人事委員会が行なう静岡県職員採用試験(警察行政)に最終合格する必要があります。年齢による制限はありますが、特別な資格が必要なわけではありませんので、是非、チャレンジしてください。
また、静岡県警察には、航空整備士、少年警察補導員、理化学鑑識、警察音楽隊員といった専門的な分野を担う職員もいます。これらの警察行政職員になるには、専門的な技能や、知識が習得できる学校を卒業することが条件になる場合があります。また、各試験の試験実施の有無に関しては、事前に確認をしてください。
採用試験に関しては、静岡県人事委員会のページをご確認ください。
採用されると?
まずは、警察官と同じように警察学校に入校して1か月間の採用時教養を受けます。警察学校では、一般教養や警察実務などを同期の仲間と共に学び、警察職員としての絆を養います。(警察学校は全寮制です。)
その後は、静岡県内の警察署や警察本部において様々な仕事に就くことになります。職場では、先輩や上司が仕事を親切、丁寧に教えてくれますが、受け身にならず、自ら学んでいく姿勢がなければ警察行政職員は務まりません。
活躍する警察行政職員
警察署 会計課 会計係 2017年採用
遺失物・拾得物の取扱い、警察活動に必要な物品の調達、施設の維持・管理のほか、署員への給与・出張費の支給を行う。
共に働く仲間と県民のために
遺失物・拾得物の取扱いから出張費の支給など幅広い業務を担当しています。
落とし物を無事にお返しすることができ「本当に助かりました」と安心された顔を見ると困っている人の力になれた喜びを感じます。
交通部 運転免許課 行政処分第二係 2017年採用
交通事故・交通違反等の審査登録、運転免許の停止・取消等の行政処分、違反者や停止処分者への講習など運転者の管理教育を行う。
安心・安全な街づくりに貢献
私は運転免許の行政処分業務を担当しています。
現場へ赴くことはありませんが、業務を通じて事故や違反を減らし、県民の安全と安心を守ることができるこの仕事にやりがいを感じています。
刑事部 鑑識課 指紋資料係 2014年採用
現場に残された指紋や足痕跡の鑑定等に代表される鑑識活動を行い、採取した資料により、犯人の割り出しや犯行の裏付けを行う。
現場の物的証拠から犯人を特定
事件現場等から採取された指紋を鑑定し、犯人を割り出す業務を担当しています。
特殊な業務であり、鑑定の結果が事件解決の糸口になった際には達成感もひとしおです。
経験を積み鑑識を極める
鑑定職員は手錠や拳銃を持つことはありませんが、高度な鑑定技術を持った「正義の味方」として事件解決に臨みます。
技術や経験を積むことで将来は鑑定監として活躍できます。是非警察組織の一員として力を発揮してください。
警察署 警務課 警務係 2016年採用
警察署の窓口業務、警察職員の福利厚生、装備品の管理、広報業務等の業務を行う。
警察業務の一翼を担う
警察車両の車検点検、修理、給油や、物品管理、情報セキュリティの管理、警察署ホームページの更新など、幅広い業務を担当しています。また、警察署の顔として窓口対応も行っています。
県民の安心・安全な暮らしに貢献
警察の仕事を「体」に例えるなら総務・警務の仕事は「血液」のようなもの。
警察組織にとって重要な仕事であり、自分の行った仕事が県民の安心な暮らしに繋がっていると思うと、警察官とはまた違うやりがいを感じることができます。
専門技術系職種も一部紹介します!
刑事部 科学捜査研究所 薬毒物化学科 2015年採用
警察行政職員の中でも科捜研の職員は専門知識を生かした技術職であり、法医・化学・物理・文書・心理の分野に分かれ、捜査活動や鑑識活動と連携し、科学技術を活用した鑑定や研究を行う。
科学的根拠をもとに悪を討つ
薬毒物化学科では、犯罪で使用された覚醒剤、大麻、睡眠薬、毒物等の鑑定を行っています。
犯罪の手口が巧妙化しており、鑑定技術向上のための研究開発も重要な業務として行っています。
事件の真相を解明するやりがい
分析結果が証拠となって、犯罪や事件を解決に導くこともあります。
専門知識を生かしながら、捜査員と一緒に事件を解決していくことに責任とやりがいを感じます。安心・安全な街づくりに情熱を注げる人と一緒に仕事がしたいです。
少年警察補導員
少年警察補導員は青少年の健全育成を図ることを目的に少年相談・街頭補導・立ち直り支援等を行い、生活安全部少年課及び県下10か所にある少年サポートセンターで働いています。
詳細はこちらをご覧ください!
高度情報技術者
システム開発などを通じて、静岡県警察全体の業務効率化や高度化の実現に携わる警察行政職員です。
警察本部システム開発課、デジタル企画課での勤務を主とします。
このページに関するお問い合わせ
警察本部警務部警務課
〒420-8610 静岡県静岡市葵区追手町9番6号
電話番号:054-271-0110(代表)