キャリアアップ

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昇任制度

階級章

巡査（係員）

• 警察官：巡査（係員）
• 警察官以外の例：主事（係員）

巡査長（係員）

• 警察官：巡査長（係員）
• 警察官以外の例：主事（係員）

巡査部長(主任)

大卒：採用後2年以上

高卒：採用後4年以上

• 警察官:巡査部長(主任)
• 警察官以外の例:主任

警部補（係長）

大卒：巡査部長の実務2年以上
高卒：巡査部長の実務4年以上

• 警察官:警部補(係長)
• 警察官以外の例:係長

警部

（本部の課長補佐・警察署の課長等）
大卒・高卒共に警部補の実務4年以上

• 警察官:警部
• 警察官以外の例:課長補佐

警視

（本部の課長・警察署の署長等）

• 警察官:警視
• 警察官以外の例:管理官・理事官

警視正

（本部の部長・大規模警察署の署長等）

警視長

（本部の部長）

キャリアップモデル

本人の努力と実力により、キャリアアップの道が開かれます。

モデルケース1　女性警察官

モデルケース2　女性警察行政職員

 

キャリアデザイン　やる気と実力次第で拓けるキャリアステップへの道

藤枝警察署　副署長（現：掛川警察署　署長）　警視　「男女平等の環境に支えられ、県警初の女性副署長に。」

普通の高校生だった私が警察官になったと自覚したのは、警察学校で初めて制服に袖を通した時でした。着用方法から教わり、制服が気持ちを引き締めてくれることを実感。さらに卒業後に配置された交番では、地域のみなさんが制服を身にまとった私を見て、「お巡りさん、いつもありがとう。」「大変だね。」と声を掛けてくださいました。このように制服姿によって人の見る目が変わることが新人警察官の意識を変え、警察官としての自覚を高めるのだと思います。

その後は、刑事課、生活安全課、警務課などで様々な業務に携わり、警察学校の教官として後進の指導も経験することができました。同時に巡査部長、警部補、警部、警視と階級も上がり、なにかにつけて「県警初の女性○○」という肩書がついて回ることに。どの部署でも最初は「私に務まるのだろうか。」と不安になりましたが、その反面、「私はひとりではない。」という安心感がありました。なぜなら警察という組織と固い絆で結ばれた仲間が私を支えてくれたからです。多くの部署を経験できたのも、その時々の私の適性を組織が的確に見極め配置をしてくれたからです。一人では達成が難しい事柄も、それぞれのスタッフが結束して支え合って、乗り越え、治安維持に邁進できたと思います。

30年以上働き続けて思うのは、警察とは男女平等な職場だということ。私も出産を経験しましたが、「子供がいるからこの業務を任せられない。」と言われたことは一度もありません。また、「女性だからこの業務を。」と決めつけられたこともありません。やる気と実力さえあれば昇任試験というチャンスが毎年待っていますし、そこには「女性枠」といったものも存在しません。実績を積んで試験をクリアすれば、誰でも一つ上のステージへ進めるのです。

現在は警察署の副署長となり、主にマネージメント業務や部下の指導・育成を行う毎日ですが、女性管理職が増えていることをとても心強く思っています。自分の力を試したい女性はぜひ、活躍するステージが広がる警察官という仕事にチャレンジしてください。