第2回岳南都市圏パーソントリップ調査とは
調査の概要
「パーソントリップ」とは、人(P : パーソン)の動き(T : トリップ)を意味します。
「パーソントリップ調査(PT調査)」とは、どのような人が、いつ、どこからどこへ、何の目的で、どのような交通手段で動いたかについて調査し、平日1日の全ての動きをとらえる交通実態調査です。
調査の目的
交通実態調査の結果をもとに、現在の交通行動の把握・分析や将来の交通需要の予測を行い、地域の将来の望ましい都市交通のあり方を検討します。
岳南都市圏では、平成16年度に「第1回岳南都市圏パーソントリップ調査」を実施し、都市圏の⼈の動きの実態を踏まえた都市交通マスタープランを策定しました。それから10年以上が経過し、この間、富⼠市と富⼠川町、富⼠宮市と芝川町の合併、新東名⾼速道路の開通、⻄富⼠道路の無料化、富⼠⼭の世界遺産登録に伴う観光客の増加など、交通を取り巻く環境に変化が生じています。
加えて、人口減少や少子高齢社会が本格的に到来し、本都市圏においても全国的に取組が進められている「コンパクト+ネットワーク」の推進が求められています。更には自動運転技術をはじめとしたICT技術が急激に発展し、本都市圏の交通施策へ活用することも現実的となってきています。
このような社会情勢変化に対応した新たな都市交通マスタープランを策定することを目的に、2015年度より第2回パーソントリップ調査を実施しました。
調査の実施方法
- 調査対象
調査対象地域は、岳南都市圏(富士市・富士宮市)の2市です。 - 調査時期
2015年12月~2016年2月 - 対象者
岳南都市圏にお住まいの約16万世帯(5歳以上の方、約38万人)を対象としました。 - 調査方法
対象者の中から、住民基本台帳より無作為に抽出された約7万世帯(約19万2千人)のご家庭に対して調査票を郵送し、返送またはインターネットで回答する方法で実施しました。 - 回収結果
約1.5万世帯(約3.5万人)から回答を得ました。
世帯回収率 約21%(個人回収率 約19%)
調査の流れ
2015年度よりスタートし、2018年度までの4か年で、将来の総合的な都市交通計画を策定しました。
調査結果の活用事例
調査結果は、岳南都市圏のこれからの交通計画のために使用されるほか、地域の環境対策や防災計画など、住みやすいまちづくりを進めるうえでの重要な情報です。これまで、以下のような施策の検討・調査のために使用されました。
これまでの主な活用事例
このページに関するお問い合わせ
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