優秀賞(美しいしずおか景観推進協議会賞) 「伊豆のパッチ状里山林の風景 歴史的な椎茸の森」
部門 田園・農山漁村部門
受賞者 田方椎茸生産組合連合会
所在地 伊豆市 他
地区の概要
伊豆半島の田方地域は、270年以上という国内最古の椎茸栽培の歴史を持ち、その中で独特な里山景観を形成してきました。
これは、「椎茸原木林(主にクヌギ・コナラ)」及び「スギ・ヒノキ林」が、パッチ状の模様を成しているもので、標高400m以下に約5千ha分布すると推定されます。
この模様を形成する中心的な営みが、椎茸原木林の循環利用(15~20年周期で伐採し、切株から生える萌芽により森林再生させる)です。これにより、伐採地及び様々な成長段階の林地が適度に分散しています。また、その周辺で伏込み・収穫場として一体的に利用されるスギ・ヒノキ林も合せて。全体的に多様性に富んだ森林環境をもたらしており、これを風景として眺めると、広大なパッチ模様となっているのです。
この里山林から産する椎茸は、全国的に高品質なものとして知られ、「しずおか食セレクション」にも、乾椎茸ブランド「清助(せいすけ)どんこ」が認定されています。
椎茸の原木林、その他の伐採地及び周辺のスギ・ヒノキ林が、一体的に利用・管理され手入れば行き届くことで、当地独特のパッチ状の里山林が形成されている点が評価されました。
案内図
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