静岡モデルの推進

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ページID1029381  更新日 2024年9月30日

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静岡モデルとは

震源域に近く津波の到達が早い沿岸部に人口・資産が集中する本県の特性を踏まえ、レベル1を超える津波に対しても、施設による被害の最小化を図るため、地域住民の合意など条件が整った地域では、既存の防災林等の嵩上げ・補強等による「静岡モデル」の整備を推進し、安全度の向上を図ります。

イラスト:静岡モデルの施設整備(例)イメージ図

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検討及び実施状況

静岡モデルについては、地域の実情にあった整備手法の検討が必要であることから、津波被害が想定される沿岸21市町において検討会を設置し、津波防災に対する考え方や施設整備を行うための手法(事業主体、財源)などについて検討を行っており、条件が整ったところから整備に着手しています。
現在、沿岸21市町の内7市町(湖西市、磐田市、袋井市、掛川市、牧之原市、吉田町、焼津市)において整備を実施しています。

施設整備に関する市町との調整状況(令和6年9月時点)

沿岸名

市町名

調整状況

遠州灘 湖西市

・平成27年3月、県・市で中間報告をとりまとめ、現在、県が海釣り公園利用者の避難高台や防潮堤嵩上げを整備中。(県港湾海岸事業)

・令和4年度から、津波防災地域づくり法に基づく推進計画の策定作業と並行して静岡モデル防潮堤の整備について検討が行われており、令和7年度を目途に方向性が示される予定。

遠州灘 浜松市

・他の市町に先駆け、平成26年3月より県がL1津波高を上回る防潮堤本体工事に着手(T.P.+13~15m)。

・全延長17.5kmの防潮堤本体工事が令和2年3月末に竣工した。

遠州灘 磐田市 ・市が、令和8年度までにL2に対応した防潮堤10.3kmを整備する計画に基づき、海岸防災林等の嵩上げを実施中。(県の森林整備と連携)
遠州灘 袋井市 ・市が、令和5年度までにL2に対応した防潮堤5.35kmを整備する「袋井幸浦の丘プロジェクト」として、海岸防災林の嵩上げについて市施工分が令和5年度までに完了(県施工分は令和6年度に完了見込み)。(県の森林整備と連携)
遠州灘 掛川市 ・市が、令和8年度までにL2に対応した防潮堤9.0kmを整備する防災林強化事業「掛川潮騒の杜」として、海岸防災林の嵩上げを実施中。(県の森林整備と連携)

遠州灘 駿河湾

御前崎市

・平成30年度、周辺より低い防災林のL1津波高相当の嵩上げが完了。

・L1津波高を上回る防潮堤の整備(延長8.8km)については、当面行わないことを令和3年11月に公表した。

駿河湾 牧之原市

・市が、L1施設整備された海岸からL1を上回る高さで盛土等の整備を進める「牧之原市減災計画基本計画書」を令和2年3月に策定した。

・令和5年度から駿河海岸榛原工区の防潮堤整備に着手した。(T.P.+8.0m)

駿河湾 吉田町

・町が、「シーガーデンシティ構想」を策定し、L2に対応した「防潮堤と一体となった盛土」等の整備を進めている。

・令和2年度末に駿河海岸川尻工区(延長1.49km)が竣工し(T.P.+11.8m)、令和3年度に駿河海岸住吉工区(延長2.29km)の粘り強い構造の海岸堤防整備に着手。

駿河湾 焼津市

・市が、「潮風グリーンウォーク」として、駿河海岸の栃山川から大井川港の間(延長5.1km)を対象に、L1を上回る高さ(T.P.+8.2m)で「防潮堤と一体となった盛土」等の整備を進めている。

・令和3年度末に駿河海岸大井川工区(延長4.4km)が竣工した。

関連リンク

地図:図1静岡モデル横断図

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事例紹介

浜松市沿岸域の「静岡モデル防潮堤」

2020年3月に防潮堤本体工事が竣工しました。

写真:図2浜松市沿岸域の事例

中東遠地域等の「静岡モデル防潮堤」

他工事で発生した土砂を盛土材に活用し、さらに県の「ふじのくに森の防潮堤づくり」と連携して整備を進めています。
防潮堤には、地域のみなさんと力を合わせて植樹をしています。

写真:図3中東遠地域等の事例

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このページに関するお問い合わせ

交通基盤部河川砂防局河川企画課
〒420-8601 静岡市葵区追手町9-6
電話番号:054-221-3038
ファクス番号:054-221-3380
kasenki@pref.shizuoka.lg.jp