東遠工業用水道整備計画
水は、企業が生産活動を継続、発展させるための重要な要素であり、工業用水を安価に安定的に供給することが可能になれば、多彩な製造業の立地を可能にし、本地域の企業立地と雇用機会を安定、増大させ、地域の活力の再生につながるものと期待されます。
一方、地域全体における水利用環境をみると、従来より農業用水や上水道など使用目的別に整備された水利施設が存在し、生産性の高い農業生産環境や衛生的な生活環境を提供する等、それぞれの用途に応じて活用されています。
東遠工業用水道(東遠工水)は、地域内の水利用を総合調整し、これまでに整備、蓄積された地域の財産である水源や水利施設を有効利用して、新たな施設整備を最小限に抑えることで、工業用水道の早期の給水開始と安価な給水単価の実現を目指しています。本来の用途を超えた柔軟な水利施設の利用は、新たな社会資本整備が困難になっている状況下において、先駆的な取組です。
東遠工水により工業用水を安定的に確保できるようになったことで、地域内に新たな工場立地や工場拡大の動きが既に始まっています。
計画給水量
- 計画給水量は、19,135立方メートル/日(取水量ベース0.240立方メートル/s)
水源
- 静岡県大井川広域水道企業団が有する特定多目的ダム長島ダム(一級河川大井川)の使用権(6.0立方メートル/s)の一部(0.2立方メートル/s)を工業用水へ転換する。
- 小笠工業用水(暫定自家用工業用水)から継承する大井川自流水利0.044立方メートル/sと合わせて、0.244立方メートル/s(取水ベース日量約2.1万立方メートル)を確保する。
配水施設
- 農業用水施設(大井川用水、牧之原用水)を使用する。
- 工業用水道運営母体(東遠工業用水道企業団)が、最低限必要な区間を工業用水管として、ユーザーからの譲渡若しくは自らの建設により所有、管理する。
受水施設(ユーザー施設)
- ユーザーが、配水地点からの利水地点までの自社管路を建設、管理する。
- ユーザーが、工業用水の利用変動による農業利水への悪影響を回避するための施設として、一日給水量相当の水槽施設を建設、管理する。
契約条件
- 系統別料金とする。(大井川系統、牧之原系統)
- 基本料金と超過料金の二部料金制とする。
- 給水契約は、一日当たり給水量を基本水量として締結する。
- 他用途で整備された水利施設を有効利用するため、その管理者が行う点検、補修工事、改良工事にあたっては、減断水があり得る。
- 渇水時に大井川水利調整協議会が実施する節水対策による減水があり得る。
運営母体:東遠工業用水道企業団
- 掛川市、菊川市、御前崎市及び牧之原市で構成する。
- 議会、企業長、副企業長、事務局で構成し、理事会、監査委員会、事業監視評価委員会を設置する。
- 事務局は、掛川市水道部事務所内に置く。
県の支援
- 県は、東遠工業用水道の整備構想の策定、工水企業団が工業用水道の給水開始に必要な諸権利を取得するための協議調整、書類作成を行った。(平成16~18)
(協議調整項目)1ダム使用権、2水利権、3他用途施設利用、4工業用水道設置 - 県は、東遠工業用水道の将来需要に対応した諸権利の恒久的な取得に向けて工水企業団が進める協議調整や諸手続に対して技術的支援を行う。(上記1~4)(平成19以降)
- 県は、大井川下流域全体の良好な水利用秩序を維持するため、東遠工業用水道の取水に伴い必要となる利水者間協定の改定に関する中立的な調整を行う。(平成19以降)
東遠工業用水道に関するお問合せ
工業用水の配管状況や、ユーザー等に関するお問い合わせは、東遠工業用水道企業団へご連絡下さい。
- 〒436-8650掛川市長谷一丁目1番地の1掛川市役所(農林課内)
- 電話番号:0537-21-1317
- ファクス番号:0537-21-1212
- メール:kanrichousei@toenkosui.jp
このページに関するお問い合わせ
くらし・環境部環境局水資源課
〒420-8601 静岡市葵区追手町9-6
電話番号:054-221-2289
ファクス番号:054-221-3278
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