ヤンバルトサカヤスデのまん延防止に御協力ください

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ページID1017705  更新日 2023年1月26日

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ヤンバルトサカヤスデとは

  • ヤンバルトサカヤスデは、台湾原産の外来生物です。落ち葉や腐葉土のような腐った植物質を餌としており、日光の当たらない湿った場所を好みます。
  • 人や農作物に直接被害を与えることはありません。しかし、繁殖力が強く、おびただしい数の集団で移動するため、見る人に強い不快感を与えます。
  • 静岡県においては、2002年頃から確認されており、県下全域に分布域が拡大する懸念があります。
写真:ヤンバルトサカヤスデ1
ヤンバルトサカヤスデ
写真:ヤンバルトサカヤスデ2
静岡市内のヤンバルトサカヤスデ異常発生状況

ヤンバルトサカヤスデの生態特性

  • 体長2.5cm~3cmで、体色は黄褐色~茶褐色です(在来種のヤスデは体長2cm以下で、体色は黒褐色)。
  • 湿度の高い草地や落葉の多い土壌、道端の側溝など、日当たりの悪い湿った場所を好みます。昼間は日射を避けて日陰に潜み、夜間に活動します。

[大量発生のスケジュール]

梅雨(6月)…大量発生(成虫になった大量のヤスデが、大雨で地表に出てくる)

  • 梅雨明け(7月~)…姿を見なくなる(雨が落ち着き、再び土の中や枯れ葉の下に潜る)
  • 秋雨(9月~10月)…また大量発生
  • 冬(11月~)…姿を見なくなる(脱皮をくり返し越冬)

県内での分布状況

  • 2008年以前:静岡市
  • 2009年:浜松市・伊豆市・伊東市・西伊豆町
  • 2011年:藤枝市
  • 2012年:焼津市
  • 2014年:長泉町
  • 2015年:伊豆の国市
  • 2016年:熱海市・下田市
  • 2019年:富士市
  • 2020年:富士宮市

分布拡大の要因としては、生息地の土、堆肥、植木などの移動とともに卵や幼虫が運ばれるためと推測されています。

まん延防止対策

ヤンバルトサカヤスデの拡大は、人為的な移動によるところが大きく、まん延防止には県民の皆様のご協力が必要です。

  • 環境整備
    ヤスデは、餌となる落葉などのあるところや、日当たりの悪い湿気のある場所を好みます。土手の草払いや下草刈りを徹底し、日当たりをよくして、暗く湿った場所をつくらないようにしましょう。また、側溝は周辺も含めて清掃を徹底し、ヤスデが入り込まないようにして、雨水に流れて移動することを抑制しましょう。
  • 侵入防止
    ヤスデは集団で移動したり、壁や塀をよじ登ったり家の中に侵入したりします。ヤスデは表面がツルツルした所は進めません。養生テープ(建築用マスキングテープ)やステンレス板を家屋の周り(柱や壁など)に貼ってください。
  • 駆除
    ヤスデは薬剤に弱いと言われています。地面に撒く駆除薬剤としては、カーバメート系の薬剤が効果的と言われています。薬剤を使用するときは、説明書をよく読んで、近隣の農耕地に薬剤が飛散することのないように、また、河川や用水路に薬剤が入らないように十分注意しましょう。

ヤンバルトサカヤスデの発生を確認した場合は、お住まいの市町役場にご連絡ください。

参照・リンク先

国立環境研究所や県内市町がホームページに情報を掲載しております。

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このページに関するお問い合わせ

くらし・環境部環境局自然保護課
〒420-8601 静岡市葵区追手町9-6
電話番号:054-221-2545
ファクス番号:054-221-3278
shizenhogo@pref.shizuoka.lg.jp