県発注建築工事の受注者に週休2日の取組についてアンケート調査をしました。
働き方改革を推進するため、令和2年4月から原則すべての建築工事を「週休2日推進工事」として発注しています。(建築工事には設備工事も含みます。)工事受注者へアンケート調査をした結果、週休2日の達成には発注者側の適正な工期の設定や、受発注者両者の取組意識の向上が重要であることがわかりました。
調査概要
- 調査対象令和2年度に週休2日推進工事として発注した建築工事のうち、令和2年度末までに完成した工事(76件)
- 回答数42件(回答率55%)
- 結果の概要
- 達成できた理由として、「適正な工期」36.0%、「会社の方針・目標のため」24.0%、「受発注者間の円滑協議」が24.0%と、受発注者間の取組意識や関係者の連携に係るものが8割を超えました。
- 週休2日を達成して良かったこととして、「家族と過ごす時間が増えた」、「精神的ストレス、肉体的疲労が軽減された」、「会社として初めて達成できたので信頼を得られた」などの回答がありました。
- 達成できなかった理由としては、「居ながら改修に伴う施工制約」、「事務処理が多い」などの回答がありました。
週休2日工事の推進に向けて
引き続き、施設管理者や施設利用者の十分な理解と協力により、適正な工期を設定してまいります。
デジタル技術の積極活用により、受注者の事務負担の軽減を進めてまいります。
参考
週休2日を達成できた理由
主な回答
- 適正な工期・・・36.0%
- 会社の方針・目標のため・・・24.0%
- 受発注者間の円滑協議・・・24.0%
- 関連工事間の調整が適切・・・8.0%
- その他・・・8.0%
週休2日を達成して良かったこと
主な回答
- ワークライフバランス
- ワークライフバランスが良くなった。
- しっかり体を休めながら仕事に取り組めたこと。
- 家族と過ごす時間が増えた。
- 体調管理のしやすさ。
- 暑い中での作業だったが作業員が体調を崩したり熱中症などにかからなかったこと。
- 仕事と休日のメリハリがつきやすい。
- 日々の仕事は効率的にやらなくてはならなかったが休暇をとることができ、生活に余裕ができた。
- 適切な休暇をとることで、精神的ストレス、肉体的疲労の軽減。
- 工期の確保
- 元請、協力業者の作業にゆとりが生まれること。
- 安全管理や工程の見直しなどのゆとりがうまれた。
- 工期に余裕があるため無理な残業もなく、安全に作業をすすめられた。
- 時間に余裕ができた。
- その他
- 工事成績評定での加点評価
- 近隣からの苦情も無く、工程通りに作業を完了できた。
- 会社として初めて達成できたので信頼を得られた。
- 施工検討、書類作成に時間的な余裕が生まれた。
- 目標休暇日数がはっきりしていたので各工程組みの考え方を変える必要があることを認識。
- 働く環境の改善が成果として表れた。
- 今後は週休2日を基本的な考えとして進めていくべきだと思うので、いい試みだった。
- 経費削減ができた。
- 多くの職業では現在週休二日制が一般的となっているので、社員の休暇取得の満足感を感じた。
週休2日を達成できなかった理由
主な回答
- 居ながら改修に伴う施工制約。
- 事務所類が多い。
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